暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第7話 夏休み!
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かさず見るアニメが週に数本はあるし、よく私の部屋に漫画を借りに来る。このままだと直にラノベにも手を出し始めるかな? まあそんなことはさておき……
「2人はどこに行こうとしてるのかな?」
私はコソコソ部屋を後にしようとしていた龍巳とイッセーの首根っこを掴んでいた。
「いや勉強頑張ったし俺も好きなアニメだから白音ちゃんと一緒に見てこようかなって」
「ん。我も見たい」
全くこの2人は……
「ダメに決まってるでしょ? 今日のノルマが終わるまでこの部屋から出しません。お夕飯もおあずけです」
ガーン!
そんな擬音とともに龍巳が崩れ落ちた。おや? イッセーは?
「でも俺はそろそろ帰らないと! 母さんも心配するし!」
おお。イッセーも悪知恵が働くようになったか。まあそこまでの悪知恵じゃないけど。そして龍巳はまるで裏切り者を見るような目でイッセーを睨んでる。一方イッセーは得意顔だ。ここから逃げられると確信しているような顔ね。私はそんなイッセーに満面の笑顔で
「大丈夫。おばさんにもちゃんと話は通してあるから。終わるまで帰ってこなくていいって」
死刑宣告をしてあげた。
「そ、そんな」
おっと、イッセーまで崩れ落ちた。龍神と天龍の並んだorz状態。この場にカメラがあれば絶対記録しておくね。将来思いっきりからかえそう。
カシャ!
と思ったら、黒姉普通に撮ってたよ。満面の笑顔で。この頃から悪戯グセはあったんだね。
「アハハ! 面白いものが撮れたわ!」
そう言うと黒姉は部屋を出ていった。おおかた白音のところに行ったかな? 黒姉めっちゃシスコンだし。それに今の写真を見せびらかしたかったんだろう。龍巳とイッセーもそれを理解しているのか更に深く落ち込んだ。
「ほら、2人共さっさと終わらせるわよ。アニメは録画しておいてあげるから」
そう言うと2人はやっと宿題に取りかかりはじめた。
その後、二学期になり黒姉と白音はそれぞれ四年生と二年生に転入してきた。今回もイッセー達以外には養子ということは伏せ、事情があって離れて暮らしていた家族がようやく一緒に暮らせるようになったということにしておいた。まあ少し不審なところもあるけれど、提出した書類にはそういうことになってるし、怪しむ人には龍巳がほんのちょっと力を使ったり黒姉が妖術を使ったりしてた。このぐらいなら許されるよね。
2人共もともと容姿が可愛く、また優しい性格の持ち主だったので学校ではすぐに人気者になった。今では2人共楽しく学校生活を送っている。
私達が美人四姉妹と呼ばれ、全男子の憧れになったり、私達姉妹の親衛隊ができたり(何故か女子も多数所属していた)、
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