暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第7話 夏休み!
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 ちなみにこの2人、イッセーとはすぐに仲良くなった。今まで友達と呼べる人もまともに作れなかった2人だ。なんの裏もなく無邪気に接してくるイッセーにすぐに心を開いた。まあ妖怪であることはまだ秘密だけど……。2人には龍巳の正体と私の魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)を教えた時に、イッセーに宿っているものについても説明してある。赤龍帝と関わったものは代々ろくな生き方ができなかったということも含めてね。その上で彼女たちはイッセーと友達になった。普通ならそんな話を聞けば関わり合いになりたくないだろうけど、そこはイッセーの友達や仲間を大切にする彼の性格のなせる技だろう。ホントエッチなところを除けば将来女子たちにモテモテになれるだろうに。

 ……そう、エッチなところを除けば。

 残念ながらエロに目覚めたイッセーを更生させることはできなかった。直接私達にセクハラすることはないけれど、街を歩けばお姉さんたちの胸をガン見するようになった。その度に龍巳は不機嫌になるし黒姉はイッセーを睨むし白音は自分の胸に手を当てて悩んでいる。その上3人ともイッセーに肉体的に制裁を与えたりしている。うん、完全に3人ともフラグ立ってるようだね。あまりの速さにさすがにびっくりだ。まだ好きになったことを自覚してるか分からないけど。自覚するようになったら好きになった経緯でも聞いてみようかな?

 まあそんな理由もあって彼女たちの正体をイッセーにバラすのは龍巳と同様彼が赤龍帝と教えるときに一緒にということになった。やっぱりいつまでも内緒にはしたくないみたい。私のこともその時教えることになるかな? それから、黒姉と白音も私と一緒に龍巳に修行をつけてもらうことになったよ。将来イッセーを守りたいんだって。イッセーも愛されてるね。本人は気付いてないんだろうけど。







 そんなこんなでもう夕方ね。黒姉と白音も今日のノルマは終わっている。問題は残るバカ2人。

「火織ちゃんも手伝ってよ〜」

「我、もう疲れた」

「ダ〜メ! 今年こそはちゃんと自分でやりなさい! 私だって疲れてるんだから」

 あ〜あ。2人共グデ〜っとしちゃってる。分からないところを教えてあげるだけありがたく思いなさいよ。

「火織姉様、テレビ見ていい?」

「あ、今日白音の好きなアニメの放送日だっけ? いいわよ、見てらっしゃい」

「はい」

 と彼女は言って和室に置いてあるテレビを見に行った。ここにもテレビはあるんだけど宿題の邪魔にならないよう気を使ったのでしょう。なんというかあのトテトテと歩く姿は本当に小動物ちっくで可愛い。黒姉が溺愛するのも分かるわ。私に影響されてか、黒姉はそうでもないんだけど龍巳に白音、それにイッセーはアニメや漫画が好きになってしまった。3人とも欠
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