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転生とらぶる
マクロスF
0698話
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ス・マクロスコンテストを見てみたいと思っただけだ」
「……なんだ、お前もああいうのに興味があるのか? いやまぁ、お前くらいの年齢なら無理も無いのかもしれんが、俺としてはあまり感心しないな」
「お前の元恋人が準ミス・マクロスだってのに?」
「……ふんっ」

 図星を突かれたのか、そっぽを向くオズマ。
 そんな様子に苦笑しつつも、取りあえずは問題無いと模擬戦の話を了解する。まぁ、ミス・マクロスコンテストについてはTVでも放映されるから、全部見れないって訳でもないしな。
 その後はアルトに関して日曜に非常呼集するという事が決められ、模擬戦についての詳細を詰めていく。

「進路上にゼントラーディの古戦場のアステロイドベルトがある。模擬戦を行うのはそこでだな」
「俺とアルトだけか?」

 アルトの試験である以上それが当然だろうと思ってそう尋ねたのだが、何故かオズマから返ってきたのは鼻で笑うという行為だった。

「お前とアルトがタイマンを張ればお前が勝つのは分かりきってるだろ。それだと見ている方も面白くも何とも無い。……オッズの問題もあるしな」
「おい、賭けてるのかよ」
「当然だ。ある意味でこれはS.M.Sの恒例行事だと言ってもいい。それで賭けに公平を期す為、お前の相手はミシェル、ルカ、アルトの3人だ」

 自慢そうな笑みを浮かべているオズマに、思わずジト目を向けてしまった俺は悪くないだろう。幾ら何でも相手が3人……いや、ルカの機体はゴーストを従えているのを考えれば6機だぞ?
 だが、そんな俺の不満を感じ取ったのかオズマは小さく肩を竦めて言葉を続ける。

「安心しろ。ルカの奴にゴーストは使わせないようにするからな」

 これ以上は何を言っても無駄だな。完全に面白がって悪のりしてやがる。となると……

「なら、俺の分も賭けて貰おうか。当然オズマは俺に賭けるんだろう?」
「……そりゃまあな。例えあの3人が相手でも、トルネードパックを使ったお前に勝てるとはとても思えん。それなら確実に勝てる方に賭けるさ。ま、もっともS.M.Sの中ではオッズ的に3:7で向こうが有利になってるけどな」
「へぇ、俺としては嬉しい限りだな。取りあえず今月の給料を全額俺に賭けておくか。頼むぞ」

 金に困ってる訳じゃないが、俺よりもアルト達3人の方が有利だと思っている奴には多少のお仕置きも必要だろう。

「……いやまぁ、確かにミシェル達に賭けるんじゃなくて自分自身に賭けるんなら八百長も考えられないし構わないが……」
「じゃ、頼んだ」

 オズマへとそう告げ、俺は部屋を出て行くのだった。





「ミス・マクロス・フロンティア、か」

 ルカにちょっと無理を言ってVF-25SのモニタにTVを映るようにして貰った俺は、アス
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