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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第432話】
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―」


 その言葉を聞き、俺は口を開く。


「……楯無さんの妹だから、更識さんは専用機を得たって言いたいのか? ……悪いが、憶測で噂をたてるのはやめた方が良いぞ」

「なっ……!?」


 俺の指摘に、顔が赤くなると目尻を釣り上げて俺を睨む女子。


「悪いが、睨んだからって怖いとは思わないぞ? ……それよりも、自分のクラス代表の陰口叩いてどうするんだよ、クラスの仲間で四組の長だろ?」

「そ、そぅだけど……」


 俺の言葉にしどろもどろになる女子、だが別の女子が――。


「陰口だって叩きたくなるわよ! 大して苦労もせずに専用機よ!? 貴方も、篠ノ之箒も、……そして、あの子も……」


 俺を含めて三人を差す彼女、言葉は徐々に消沈していき、最初だけ語気は荒かったが今は見る影もなかった。


「……そうだな、俺なんかIS初めて触れてそこから専用機だもんな。 お前らからすれば何も苦労もせずに専用機手にしたと思われても仕方ないさ。 ……でも、彼女――更識簪さんは違うと思うぞ? お前たち、あの子が一人で自身の専用機を組み立てる所、一回でも見たことあるのか?」

「…………っ」


 俺の言葉に、誰も応える事は出来なかった――その事実が、クラスの女子がどれだけ彼女に関心が無かったのかを表している様に思える。


「……代表候補生になるのが並大抵の事じゃないのは、俺も美冬を見て知ってる。 ……彼女だって、誰も見てない所でいっぱい勉強して知識を吸収してやってきたんだろ? もしかしたら楯無さんの妹だからって部分も少しはあったかもしれないが、それだけなら今頃代表候補生降ろされて専用機も取り上げられてるんじゃないか、違うか? ……まあ、篠ノ之に関してだけは俺も擁護は出来ないがな、これが」


 俺の言葉に、誰も返答はしない――教室内にはキーボードを叩く音だけが聞こえる、更識さんも流石に俺の存在に気づいたのか、一度チラッと視線を此方に移したが直ぐに戻した。


「……悪いな、色々偉そうに言って。 でもさ、自分のクラス代表の陰口は叩くなよ。 ……少なくとも、半年仲間をやってきたんだろ? 更識さんと仲がいい子が居るかはわからないが……それでもさ、彼女なりに苦労して打鉄を組み上げてるんだから。 俺の事は悪く言っても構わない、事実、俺はISの適性ランクも正直この学園に入学出来ないレベルだからな……。 ……悪い、そろそろ俺も彼女に話さないと昼休み無くなるんでな、そこ、通してもらえるか?」

「ぅ、ぅん……。 ……有坂くん……」


 何かを言いたそうにする一同、文句ではなく、何か謝罪みたいな雰囲気を感じる――。


「……俺に言えることは、もし更識さん相手に悔しい、苦労もせずに専用機
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