暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第0章 平穏な日常と新たな家族
第4話 入学
[2/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ーに擦り寄るようになった。簡単に言えばすっかり甘えん坊になってしまった。その顕著な例が夜必ず誰かのベッドの中に忍び込んでくることね。寝るときはちゃんと自分のベッドで寝ているんだけど、朝になると必ず誰かのベッドで寝ている。
ちなみに忍び込むのは私、お母さん、イッセーのベッドね。お父さんのベッドには忍び込んだことがない。以前お父さんがそのことについて聞いてみると
「……足……臭い」
だそうです。その時のお父さんの顔はさながら医者に余命を宣告された時のようだった。……哀れな。
まあなんだかんだでうちと兵藤家の中では仲良く楽しくやってるよ。多分学校でも大丈夫だと思う。
さて、今は入学式、そのまっ最中。校長先生が壇上でありがたくも長〜いお話をしている。私と龍巳はおとなしくしているけれど、幼稚園を出たばかりの子供が耐えられるわけもなく、イッセーも含めて皆ぺちゃくちゃ話し始めてる。
……あれ? 私達出遅れた? なんかもう友達グループ的なものが出来つつあるんだけど。私はあとから挽回できるだろうけど……龍巳は大丈夫かな〜?
龍巳はこのこと気付いて……るみたいね。私の右手を握ってこっちを見てる。どうしていいか分からないって顔ね。まあもうすぐ式も終わるし、クラス分けの後でもまだまだ挽回できるでしょう。私は龍巳を安心させるためにそっと頭を撫でてあげた。
余談だけど式の途中に教員に引きづられていくバズーカみたいなカメラを持った男性が2人ほどいたんだけど……うん、私は何も見なかった。
今私は放課後の廊下を歩いている。案の定私とイッセー、龍巳は別クラスになった。まあ姉妹で同じクラスになるなんて滅多にないよね。私は一組、イッセーと龍巳は二組よ。まあ私と龍巳が逆になって龍巳が完全に一人になるよりは良かったかな?
さて、私はクラスに馴染めたけどあの娘は大丈夫かしら? そっと二組を覗いてみる。すると……
「あちゃ〜〜〜」
龍巳は一人で席に座って周りを羨ましそうに眺めていた。っていうか羨ましいなら話しかけようよ! ……って初めてでそれは無理か。他人と仲良くしようとするのなんて初めてだもんね。
イッセーは……普通に新しいクラスメイトと話してるわね。っていうか、いつもはあんなに仲良くしてるんだから龍巳も話の輪の中に入れてあげなさいよ! まさか一緒のクラスに居ること忘れてるんじゃないでしょうね?
はぁ〜もうしょうがない。助け舟を出してあげましょうか。
「たつみ」
「あ……」
あ、じゃないわよ全くもう。
「みんなとはなかよくしたくない?」
「我、仲良くしたい。おしゃべりしたい。でも……」
あ〜もうじれったい! こ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ