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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第431話】
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の危険が増えるだけだから正直篠ノ之が引き取ってくれる方が非常にありがたい。
とりあえずあの二人がまた反省文なり懲罰部屋なりに行く未来が見える、だがそんな事はどうでもいいかと思うと、今度こそ俺は四組へと足を運ぶ。
廊下には学食へ向かう女子生徒が複数いて、色んな会話が耳に届く――と。
「こんにちわ」
「あ、こんにちわ。 ――セラ」
先日出会ったセラ・アーカニアンが俺を見掛けたのか声を掛けてくれた、その手には購買部で買った各種様々なパンが詰め合わせられた袋を持って。
「今から昼食か、セラ?」
「うん」
短い返事だが、力強く頷くセラ――と。
「セラーっ! 早く屋上に行こうよー!」
「直ぐに行く。 ……じゃあヒルト、また」
ひらひらと手を振り、呼ばれた女子生徒の所へ早足で向かった彼女――と。
「……セラ、有坂くんと何を話してたの?」
「……他愛ない話」
そう言ってセラは僅かに笑みを見せると、女子生徒は驚いた表情を見せた。
……てか、彼女に見とれてる場合じゃなかったな。
頭を掻くと、俺は四組へと再度向かった。
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