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東方変形葉
全国10カ所の妖気
東方変形葉43話「幻想郷戦乱」
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あああああぁあぁあ!?』
チルノの目の前には、葉川裕海が立っていた。妖怪の腕を叩き落とし、光線で体を吹き飛ばしていた。
「お前、弱い者いじめしすぎなんだよ。少し痛い目にあわせてやる!」
結界で囲み、妖怪を閉じ込める。そして、
「”分解の変化”」
結界内の水蒸気、すなわち水を分解し、水素と酸素に分かれさせる。そして・・・
「着火。」
結界の内部の一部に火が灯る。すると、
『ぎぃぃぃぃいいいぃぃあああああ!』
大爆発を起こした。妖怪はまだ生きてはいたが、もう戦えない状態になっていた。
「さてと、まだ息はあるな。”癒しの変化”」
意識を失って木にもたれかかっている大妖精を、回復姿勢という楽な姿勢をとるようにして寝かせた。そして手を大妖精に向けた。すると、傷はどんどん塞がっていき、流れていた血も引いていく。
「チルノ、大丈夫?」
「あたい、弱い者じゃないもん!」
「あはは、ごめんごめん。大丈夫、チルノも大妖精もすごく強いよ。少なくとも、あそこに倒れている妖怪の頭よりはね。」
そういってチルノの傷を癒してスキマに入った。



『どうしたどうした!その人形どもはお飾りか!?』
「ぐっ!」
アリスの人形はどれもこれもが吹き飛ばされ、アリス自身も吹き飛ばされそうな状態だった。
『人形の火薬程度、我には効かぬわ!そんなへんてこな人形を捨ててしまいな!』
アリスに妖怪の手が伸びる。
ぱしっと妖怪の手ははじかれた。しかしそれはアリスによるものではなく。
「お前、人形達に何を言った?へんてこりんだと?」
半分キレ気味の裕海がいた。妖怪が裕海を襲おうと思った刹那、妖怪は吹き飛ばされた。
「火薬が効かないとか言ったな。試してみよう。」
裕海は近くにあった使い古しの火薬を集め、投げた。
『はっ、人間の頭はそれほど腐っているか。使い終わった火薬で俺を倒せるとでもがぁあああああ!?』
大爆発だ。妖怪は一瞬で戦闘不能に陥り、気絶した。裕海はぼろぼろになった人形達を拾い上げると、それらを全て修復した。
「あなた、どうしてここにいるの?」
「う〜ん、人形たちの悲鳴が聞こえたからかな。」
よく分からないことを言った瞬間にスキマの中へと入った。



無名の丘。ここには鈴蘭の花畑がある。しかし、今はもう焼失していた。
「す、鈴蘭の花を・・・よくも!」
『ししし、これでお前はもう動けまい。さあ、喰らうがいい!』
妖怪はメディスンの頭に光線をかまそうとした。しかし、
「花は大事にしないとね。」
ばっと妖怪の腕を持ち上げ、光線を放った。
『なっ!?』
「はい、たっぷり毒で煮込みましょう。”毒の変化”」
妖怪の体内で毒が回り、妖怪は泡を吹いて倒れた。死に至るほどの量ではないのか、まだ息はあった。
「お、お、おにいちゃ
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