全国10カ所の妖気
東方変形葉43話「幻想郷戦乱」
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人里。上空より様子を見る。すると、里の人間は捕えられていた。虐殺こそはされていないが、身動きができない様子だ。ここの人たちを殺させるわけにはいかない。
“無力の変化”で、こっそりと妖怪たちの能力を無力化。“意識の変化”で、妖怪たちを一点に集めるようにする。
「“封印の変化”」
石を投げ、その中に妖怪たちを封じる。
これで人里にいる犯人全てを封じたと思ったが、一人だけ残っていた。俺の能力が効かなかったのか?
『派手なことしてくれたねえ。』
「それはこっちのセリフだ。」
扇子を相手に向ける。そして相手は、嫌らしい笑いを浮かべた。
「あらあら、もうおしまいなのかしら?」
紫は倒れた相手の腕を踏むと、相手は言葉にならない悲鳴を上げた。
『ぎぃがぁやがぁ!』
「幻想郷に汚い足を踏み入れないで頂戴。美しく残酷にこの大地から往ね!」
その言葉とともに、爆音が響き渡った。
『ぐっ!?お前、本当に人間か!?』
「はぁ、俺は人間だよ。ちょっとだけ変わった、ね。」
神変「無限変幻 閃」
近距離まで詰め寄り、スペカを放つ。相手はとうやら、あらゆるものを流す程度の能力のようだ。それで、俺の能力が自然と流れてしまったのだろう。
『がぁぁあああぁああ!』
妖怪は瞬く間に傷だらけになり、意識を失った。
「“束縛の変化”これで、お前は人の子一人殺すこともできない。」
人里のゴミ箱に詰める。さて、あの子たちは大丈夫だろうか。実は、姫雪と人形たちは別の場所に向かわせていたのだ。
それは・・・
『がぁぁああぁぁあぁあぁ!』
光の矢は妖怪の胸を貫いた。
「大変です師匠!四方八方から妖怪が来ているとの情報です!」
「まずいわね。姫を出すわけにはいかない。私たちにもさすがに限度がある。これは不利ね。」
やがて、妖怪の軍団の姿が見え始めた。やるしかないか!とそこに・・・
「援護します!」
うどんげの横からスキマと思われるものが開き、そこから姫雪が出てきたのだ。そして、
「衝撃波の矢!」
ぴゃっと矢を放つと、妖怪たちのほとんどが吹っ飛ぶ。
戦乱「アロウ・ウォー」
スキマが無数に開き、そこから矢が勢いよく飛ぶ。矢は妖怪たちを貫いていく。どうしてこの子がスキマを使えるの?
・・・いいや、違う。誰かが合わせてスキマを開いているのだ。それは誰?裕海かしら?いえ、あの子の気は人里にある。妖怪の賢者?いえ、あの人の気も遠くにある。そもそもスキマから感じられる気がその二人とは違っている。
もっとも、その気はどこか裕海に似ていたが。
「来るよ!電撃の矢!」
ぴゃっと矢を放つ。相当な威力らしく、妖怪たちはかなり悶え苦しんでいる。
「あなた、どうしてここに!?」
「裕海様に、永遠亭が危ないだろうから
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