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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
これは、違う
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はそれから丸見えであろう。
「・・・何、あれ・・・」
一輝がついそう洩らしてしまったのも、仕方のないことだろう。
それ・・・青く光る、賢者のようであり書庫のようでもある存在から漂う気配は、イレギュラーにもほどがある。
多い少ないの差こそあるものの、全ての人間に流れている呪力の気配は、感じられない。
妖怪に流れている妖力の流れも、感じられない。
一輝は出会ったことはないのだが、話に聞いていた霊獣の気配や神の気配を感じることも出来ない。
何よりも、直感的に一輝は・・・二人は感じ取った。
これは、違う。
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