第百七十二話 戦を振り返りその六
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ござらぬか」
「うむ、こうして敵味方に分かれておるのも何かの縁」
「そうなればですか」
「前に都でお話しましたが」
そのうえでだというのだ。
「こうして戦の場でお会いしたならば」
「心おきなく闘おう」
「ですな、それでは」
「参る」
「いざ」
幸村は三河口では慶次と闘った、この場でも槍を交える。互いに激しく槍を繰り出し合い攻防を繰り広げる。
その二人を見てだ、双方の兵達が唸って言った。
「凄いのう、どちらも」
「まさに龍虎の争いじゃ」
「百合二百合しても決着がつかぬ」
「あの様な一騎打ちはそうは見られん」
「全くじゃ」
こうそれぞれ話すのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ