第十七話 最後の少女その三
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「そうなるわね」
「また言うけれど敵対するつもりはないわ」
鈴蘭もこう言う。
「その理由がないから」
「あたしもあんた達とやり合う理由はないしな」
「それで何かをする筈がないわ」
「戦いたいだけなら違うけれどな」
「別にそうした考えはないわね」
「ああ、別にな」
特にというのだ、薊にしても。
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