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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
演習2
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かったんだぞ!
この二人がこの結果に文句を言うのは分かる!
だが、お前が言う筋合いはない!」

再度怒鳴られた暴力ピンクは無言となり、下を向いて泣き始めた。

暫く沈黙が続き、漸くしてカカシは口を開いた。

「…………これから一時間後にもう一度演習を行う。
次はもっと過酷にするからな!それまでに弁当を食っておけ!
只し!サクラにはやるな!それを破ったら即刻忍者を辞めて貰うからな!」

そういい残してカカシは姿を消した。




とは言ったものの、俺とナルトはもう弁当を食っちまったしな…。
次からはチームワークをカカシに見せなくてはならないわけだし、
一人だけ腹ヘリで動き悪いと困るしなぁ…。

「はぁ……ナルト、一旦家に戻るぞ…」

「え?でも演習は…」

「一時間もあるんだ。
一旦帰って装備整えるのも悪くない。
それに、ここにいろとは言われてないからな」

「ん…分かったってばよ」

ナルトは俺の意図を察してくれたようで、
舜身の術で家へと向かった。

後ろから暴力ピンクが叫ぶ声がした気がしたが、気のせいと言うことにしておいた。

















家に帰って手軽な料理を作った後、
残り時間25分辺りの時間で演習場に到着した。

しかし、カカシは既に帰ってきており、
暴力ピンクとサスケが俺達を睨み付けた。
その目はまさに『何しに戻って来やがった』と言っているようだった。

「お前ら、何処行ってたの?」

カカシが訪ねる。
カカシは内心、俺とナルトを信頼し始めていたところだったのだが、
この場から居なくなったことに訝しさと少しの嫌悪感を抱いてしまったようだった。

「何処って、その二人から聞いてないのか?
俺達は家に戻ってたんだが?」

「……この二人には合格を言い渡した。
何故だか分かるか?」

「ふむ…」

この場には先程の面子。
その足元には一つの弁当箱…それが暴力ピンクの足元に………あぁ、成る程。

「サスケから弁当を分けてもらったわけだな?」

「そう言う事だ。
忍びとして、上忍の指示や任務をこなせない奴はグズ呼ばわりされる。
だが、仲間を大切にできない奴はそれ以上の屑だ。
再度聞く。
お前たちは、仲間を置いて、何処にいっていた?」

「その前に聞くけど、この後演習はしないのか?」

「…言っただろう?
お前たち以外には合格を言い渡したと」

「ふーん、なら、この弁当も用済みになったわけだ?」

「何?」

俺はナルトの背負っていたバッグから先程作ってきた弁当を取りだし、
序に水筒もとりだす。

「腹が減っては戦はできぬ。
あんたは更にきつい演習
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