夢の中で…
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(チョッパーside)
その夜、俺は夢を見た。
チョッパー「ドクター!帰って来たんだね!!」
俺は嬉しくて、ドクターの元へ駆け寄った。
―ドカッ!!―
しかし、躰に痛みが走り、ドクターは怖い顔で俺を見下ろした。
ヒルルク「お前のせいで俺は死んだんだ!」
チョッパー「ドク、ター…?何で…?」
俺はドクターに問い掛けた。
ヒルルク「何でだぁ?それは此方の台詞だ!」
すると、怒鳴り声で返される。
ヒルルク「何で俺を殺した!そんなに俺が嫌いか!!」
チョッパー「違う!俺は…ドクターを助けたくて…!」
ヒルルク「助けるだと?お前がしたのは命を奪ったんだよ!」
―ドカッ!!―
今度は腹を蹴られた。
チョッパー「…ド、クター…」
ヒルルク「もう俺の名前を呼ぶな。この“化け物”が!!!」
チョッパー「!!?」
そこに立っていたのは、大好きなドクターの姿は無かった。
チョッパー「待ってドクター!行かないでくれよー!!」
俺の声は届かず、ドクターは遠くまで行ってしまった。
『可哀想に』
すると、聞き覚えのある声が聞こえた。
チョッパー「ムウマ…俺…俺っ…」
『大丈夫だよ、チョッパー』
優しくて温かい言葉
『嫌な事も辛い事も、全部消してあげる』
その言葉に惹かれて、俺は差し伸べられた手を掴む。
『楽しい記憶だけ残して、要らない記憶は全部捨てよ……』
そして、
チョッパー「ん…夢、か…」
目が覚めた。
チョッパー「…ムウ、マ……」
アイツが言った言葉が、何度も頭の中で繰り返し流れた。
to be continued
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