暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
StrikerSプロローグ エースとストライカー、それぞれの第一歩
71話:The beginning of StrikerS side Lightning
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てどうでもいいんだって、決めつけて……
それでもフェイトさんは僕の電気を受けても、僕の手を優しく包んでくれて、抱きしめてくれて……涙を拭ってくれた。
傷つけられた僕の心を、温かく包み込んでくれた。
そのとき僕は、どうでもいい存在じゃないって……初めて実感できた。
「このドアホ、何危ねぇことしてやがる」
そんな時、フェイトさんの頭が叩かれた。
なんかえらくいい音が、医療センターに響いた。
「い、痛いよ……」
「当然だ。痛いようにやったんだからな」
フェイトさんの後ろに立っていた男の人が、腕を組む。
これが僕とあの人≠ニの、最初の出会いだった。
「でも、どうしてここに…?」
「俺もここに用事があってな。んで来たら来たで…」
はぁ、と大きなため息をついて肩を落とした。
「たく……お前はなんでこうも危ないことをすっかなぁ」
「うっ……でもこれは必要なことで…!」
「電気浴びて手のひらをボロボロにしてまでやることか?」
そう言って男の人がフェイトさんの手をひっくり返すと、手の皮膚が焼け焦げていた。
その際フェイトさんは「いたっ」と言って表情を歪めた。
これの原因が僕であることなど、すぐにわかった。
「あ、あの…!」
「あっ、大丈夫だから、心配しないで!」
「何が大丈夫だよ。服まで焦がして……後で医者に診てもらえよ」
男の人は呆れながらフェイトさんの手を離した。
フェイトさんは何やらムスッとした表情になっていたけど、怒っているのだろうか。
さてと、と言って男の人は僕の前に、僕の目線に合うように屈んだ。
「こいつがお前の言ってたガキか?」
「う、うん…そうだけど…」
フェイトさんの言葉を聞いて、ふ〜んと言いながら僕を色んな角度から見始める。
もしかして……観察してる?
「……おい小僧」
「は、はい…!」
「お前は―――誰だ?」
その言葉に、へ?返してしまった。
するとフェイトさんが慌てた様子で男の人を呼びかけた。
「えっと、その子はね―――」
「悪いけど、お前に聞いてる訳じゃないんだよ。俺はこいつに聞いているんだ」
後ろにいたフェイトさんを制して、じっと僕の目を見つめてくる。
その目はまるで、僕のことを試すかのような目だった。
「ちょ、ちょっと…!」
「ん?あぁ悪い、自己紹介は自分から言うべきか」
「そうじゃなくて!」
一度立ち上がって、親指を立てて男の人は自分を指差した。
「俺は門寺 士。お前を助けたフェイトの友人だ」
それを聞いたフェイトさんが、顔を背けて何かブツブツ呟い
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