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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第430話】
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、国同士が仲違いして等様々だ。
「……そうだな。 とはいえどんな人間もその人を殺したいから戦争するって訳じゃないからな? 自分の故郷が燃やされる、それが嫌だから戦う人もいるし、嫌々徴兵される人もいる、逆にそれしか金を稼ぐ手段を思い付かない人だって昔から居たからな」
「うん、それはわかるよ。 ……なかなか難しいね、人って」
言いながら寄り添うように身を預けてきた美春。
「ん……そうだ。 前から言ってる福音の件だけど、ヒルト……逢いたい? 多分まだ封印されてるから眠ってると思うけど」
封印された銀の福音、今は何処かの基地の奥深くにあるらしいが、その所在はアメリカ政府がひた隠ししている。
共同開発したイスラエルにも秘匿しているため、国が抗議をあげてるとニュースでちらっと言っていたのを覚えていた。
――それはさておき、俺自身は眠っていても彼女に逢いたいと思い、頷くと何故か顔を真っ赤にする美春。
頭に疑問符を浮かべると、美春は潤んだ瞳で真っ直ぐ俺を見つめながら。
「……コアの頃は、ヒルトが意識を集中すれば大丈夫だったけど、今は私のコア内部の世界に行くには――その、粘膜の交換というか、体液が……〜〜〜〜。 は、早い話、き、き、キス……か、そ、その……じ、人類の愛の営みというか……え、えっと……。 え、えっちな事……じゃないといけないの……っ」
言ってて恥ずかしくなったのか、両手で顔を隠し、背ける美春。
何気にキスかセックスかの二択というコア・ネットワーク世界への行き来――多分だが、これに関しては美春が擬人化した事による弊害だろう――セックスに関してだけだが、キスに関しては雅とは交わしてる為、それで帰還出来るのは知ってる。
とりあえず両手で顔を隠す美春の頭を優しく撫でながら――。
「それだと福音に会えないよな……。 美春だって恥ずかしいだろうし、キスも、後……えっちも、さ」
「……でも、ヒルトなら構わな、いから……」
消え入りそうなか細い声で呟く美春、顔を覆っていた両手を外すと茹で蛸以上に真っ赤になっている。
「……ヒルトの事、嫌いじゃない、し……。 ……ヒルトは……私じゃ……嫌かな……?」
覗き込む様な上目遣いにぴったり寄り添うように預ける身体、腕に密着する美春の乳房の柔らかな感触に頭が少し真っ白になる。
「い、嫌じゃないが……。 で、でも……お前は良いのか?」
「……ぅん。 え、えっちな事はまだダメだけど……き、キスなら……。 ……しないと、福音に会えないよ? 今のヒルトの機体……打鉄のコアじゃ、福音と接触出来ないし……」
コア・ネットワークで各コア同士が繋がってるとはいえ、封印さ
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