第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第十話 最終決戦@ もう独りじゃない
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対策っていっても夜天の魔導書がもともとどんなものなのか、そしてどのような経緯をもって今の形になったのかを話しただけなのだが
「了解しました、リンディ艦長。目的は夜天の魔導書の修正、それが不可能な場合無力化ですね」
「その通り。蒼炎くん、おねがいしますよ?」
方針もその時に決めた。まあ今までとそんなに変わらないけどな
「僕も準備ができしだい向かう。.....無事でいてくれよ」
クロノとリンディさんに向かって俺は強く頷き、そして
「では、遠藤蒼炎。出撃します!」
敬礼をし、転送魔法を起動する
一瞬で結界上空に跳んだ俺は頭の中で手順を確認する
おそらく結界は今までで一番強度が高い
魔法で干渉してすり抜けるのも難しいだろう
けれど、方法はある
俺は今まで隠していた拳銃を召喚する
形状はリボルバーだ。これがバレたら色々面倒だがそうも言ってられない
「起源弾、装填」
ハンマーを上げ、唱える
そして、銃を真下に向けて引き金を引く!
バン!!
という音と同時に銃弾が結界に当たる
そして、結界は一瞬で破壊された
と思った次の瞬間には修復されていた
その時にはもう蒼炎は結界の中だ
必要ないと思い蒼炎はリボルバーを元あった場所に還した
蒼炎が行ったことは単純だ
蒼炎の起源は破壊と創造
そして起源弾とは当たった対象に起源を直接再現させる
まず、結界を破壊し、同じのが直るのを創造しただけのことだ
ただそれだけ
「よし、入れたな。なのは達は無事か?」
「やめてえええええええええええ!!!」
「っ!!」
知らない人の悲鳴が聞こえた。こんなところに入れるのは....夜天の主だけ。そして悲鳴を上げた?なにがあったにせよまずい
まずいかもしれない。もしかしたら、管制デバイスの逆ユニゾンが起こる危険性も見えてきた
それが起きれば最悪だ。もし意識がなくなればもう修復出来ない限り壊すしかない
そうなれば主は助からない。それだけは避けなきゃ
今から転送魔法使ってもラグの時に魔力流に当たれば俺の体が危ない
「間に合ええええええ」
俺が出せる最高速度で悲鳴が聞こえた方向に飛ぶ
すぐに魔力も感じられたので方向修正をしながら向かう
すると、見えたのは蔓らしきものに捕らえられているヴァルケンリッター達と涙を流しながら天を見る少女がいた。その傍らには夜天の書がある
もう魔法陣も展開していてかなりまずい状況になっていた
ヴァルケン達の方を見ると蔓でねらわれて....ちがう、あれは夜天の書の魔力で編まれやがる
半暴走状態で、
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