アインクラッド
プロローグ
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二〇二二年、それは俺、いや、俺たちの終わりであり、始まりであった。
今日、俺、如月優は、習い事である総合格闘技をしている道場を休んで椅子の上でそのときを待っていた。
《ソードアート・オンライン》
そのゲームは天才ゲームデザイナーであり、量子物理学者である茅場晶彦という人物がの開発した世界初のVRMMORPG。
それは、ゲームすらしたことのない俺を魅了した。
俺は、もともとゲームと言う概念に触れたことがなかったが、幼馴染である桐ヶ谷和人にベータテスターの経験を聞いてから、とても興味を持った。
今までのように、画面がありコントローラーがあるといった類のゲームではなくなく、《ナーヴギア》と言うヘッドギアを被り、脳の信号をキャッチして仮想世界での自分を動かすと言うものだった。
しかし、俺が興味を持ったのはそんなことではなく、仮想世界ではレベルに応じてどんどん強くなれることだ。
そんなのどのゲームでも同じじゃないかと思うが、《ソードアート・オンライン》は自分が動き、戦う、現実とほぼ同じなのだ。
興味を持った俺は、ベータテスターではないため送られてくるわけも無く、学校もあるため並んで買うことも出来ない。だがら懸賞で当たる雑誌を探しては買い、応募した。そして見事懸賞に当選したのだ。だから今日の一時からの正式サービスがとても楽しみだった。
一二時五十分、自分の膝元に置いてある《ナーヴギア》を被って、その時を待つ。そして十分後正式サービスが始まる午後一時になると同時に呟いた。
「リンクスタート」
そして俺はソードアートオンラインと言う名の仮想世界へと旅立った。
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