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ロックマンX〜朱の戦士〜
第四十二話 Space Port
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ーーーッ!!!!」

アイリスとゼロの悲痛な叫びが響き渡り、辺りにカーネルだった部品が飛び散った。

ディザイア「ふふふ…やった…遂にやったぞ…!!遂に私はレプリフォース最強の剣士。カーネルを倒したのだーーーーー!!!!!!」

狂ったように笑いながらカーネルの部品を踏み付けるディザイアにゼロの怒りが爆発した。

ゼロ「……せ…」

ディザイア「んん?何か言いましたかねえ…ゼロくーん?」

嘲笑うようにゼロを見つめるディザイア。

ゼロ「カーネルから…その薄汚い足を放せ!!」

ゼロがZセイバーを振りかぶり、ディザイアを切り捨てんと迫りくる。
だが、その動きはどうしようもなく鈍い。
容易く回避され、それと同時に足をかけられ、ゼロは床に倒れる結果となる。
次いでゼロの背中に衝撃が走る。
ディザイアがゼロの背中を踏みつけたのだ。

ディザイア「フッ…フフフフフ…いい様ですねえ、ゼロくーん。あの時は私を随分と冷ややかに見てくれましたが、もう私は以前の私ではないのですよ」

足に力を入れるとゼロのアーマーに亀裂が入る。

ゼロ「ぐっ…がああああっ!!」

あまりの激痛にゼロは絶叫する。

アイリス「止めて…もう止めてええええ!!」

ディザイア「仕方ありませんねえ…ほおら!!」

ゼロをエックスに向けて蹴り飛ばし、エックスはゼロを受け止めた。

エックス「ゼロ!!」

ディザイア「お友達よりも自分の心配をしたらどうですエックス。」

一瞬で距離を詰めるとビームサーベルでエックスを切り裂く。

エックス「が…は…」

ゼロに気を向けていた隙を突かれて、エックスも倒れ伏した。
ルインは愕然とした表情でディザイアを見つめていた。

ルイン「ディザイア…どうして……どうしてこんな…イレギュラーみたいなこと…」

ディザイア「どうして…ですか…私をイレギュラーと一緒にしないで下さい。全ては世界のため、そしてルインさん…あなたのため…」

ルイン「私の…?」

ディザイア「はい…私が力を求めたのはあなたを守るためです。見てください…エックスやゼロ、カーネルを倒したのは私です。今の私は…誰にも負けません…それこそあのシグマにも」

ルインの肩に手を置くディザイア。
ディザイアの瞳に輝く狂気の光にルインは身体を震わせる。

ディザイア「ルインさん。私はあなたを愛しています。私と共に来て下さい。」

ディザイアの言葉に対して彼女はただただ彼の異常なまでの狂気に身体を震わせるだけだった。
ディザイアは微笑む身体をそのまま抱き寄せると、その可憐な唇に自らのそれを重ね合わせた。

ルイン「――――――――――――――――――――――――ッッ!!!!」

身を捩り
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