第三章 孤独だった者たち 〜海鳴 闇の書事件〜
第九話 終焉へのカウントダウン
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た 音声を通常言語に変更します〉
「うっし!」
普段デバイスは専用のデバイス言語ーーミッド式ならば英語、古代ベルカ式ならドイツ語なのだが面倒なので追加パッチとして日本語、向こうでいう通常言語にした
まあ、実験も兼ねてはいるが
魔導師ならばデバイス言語を直ぐに理解できる(専用の魔法がある)のだが一般人はそうもいかない
将来、デバイスが魔導師だけが使うものでなくなるかもしれない
そういう時にこのパッチがあれば誰でも使えるようになる
勿論デバイス言語がいいという人もいるだろうが
というわけで暇を利用して作っていたのであった
「よし、マリーさんのところに持って行って一般化してもらおうっと」
情報媒体にいれてマリーさんのところに行こうとした時
「ん?今...なんか念話のチャンネルが繋がった気がした....」
気のせいか?
最近気を詰めすぎたせいかな。これ渡したら今日位はゆっくりしよう
もし、俺がこれを気の所為とせずに調べたらなにかが変わったのかもしれない
例え古代ベルカ式の認識阻害魔法であろうと世界には必ず記録される。そしてそれを見つけたのであれば直ぐに転移していただろう
だが、俺はそれをしなかった
俺はマリーさんのところに向かう
そしてその30分後に事件はクライマックスを迎える
終焉へのカウントダウンは奇しくも聖夜の鐘と同時に始まる
ーーナハトヴァール発生まであと40分 シグナム達との開戦まで30分ーー
「マリーさん。これ、この間言ってたパッチデータです」
「おー。ありがとー、こっちで一般化しておくよ」
「お願いします」
メンテナンスルームに来てマリーさんにデータを渡し終えた俺は少し世間話をしてから自室に戻る為に廊下を歩いていると
「お、蒼炎じゃないか。どうしたんだ?」
「クロノか、いやマリーさんに用があってな」
クロノとばったり会った
ーーナハトヴァール発生まであと20分 シグナム達との開戦まで10分ーー
「本局の方はもういいのか?」
クロノは暫くこの間のグレアム?提督だっけ。仮面の男事件というか反乱...ではないな、まあいいや。あの仮面の男達の黒幕らしい人のところに行っていた
「ああ、全て終わった。預かり物もある」
「預かり物?なにそれ?」
何と無く聞いて見たのだが、それを教えてもらえることは無かった
[蒼炎君、クロノ君、急いでブリッジに!]
エイミーの招集がかかった為、急ぎでブリッジに向かった
ーーナハトヴァール発生まであと15分 シグナム達との開戦まで5分ーー
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