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【一発ネタ】レイフォンに憑依したオリ主が上から目線で原作をぶっ壊すお話
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んな彼女の仕草をレイフォンは見逃さない。(何しろこんなことを4年も続けているのだ。レイフォンだって4年前よりは成長しているのである。)微笑みを浮かべつつ、彼女の額への優しい口付けという百点満点中九十点の行為(リーリン談)で応えてみせる。
そんな、およそ4年前のある朝から現在まで、欠かさず送られ続けている愛の挨拶に、リーリンはパッと花のような笑顔を咲かせて喜びの色を表す。既にレイフォンの心はそれだけで十分に満たされているのだが、リーリンは「今度は私の番だよ!」と言わんばかりの如何にも待ちきれぬといったような様子で、勢い良くレイフォンの頬に口付けを返した。
ここまでの一連の流れが、彼と彼女の現在の『習慣』である。例えば、レイフォンがリーリンの手を引いて初等学校まで導いた最初の一年間。または、二人が肩を並べて家路を辿った最後の――初等学校を卒業した――日。二人を取り巻く環境が変化するに従って微妙にカタチを変えながらも、二人の『習慣』は継続してきたのである。そしてここ数ヶ月の間、彼らの習慣……即ち「二人きりで歩む時間」はここで終わるのが通例だった。彼女、リーリンの級友が登場することによって。
「おっはよーっ リーリン! 今日も朝からあついねぇ〜〜。このぉ、くのぉ。……っあ、ヴォルなんとか卿も、おはよーございまーす」
礼儀正しいんだが無礼なんだかよくわからな……いや、ぶっちゃげ無礼なんだが、しかしさしてそうとは感じさせないほどの明朗さと快活さを身に纏い、飛び跳ねる様にして登場した少女。そんな現在進行形でリーリンに絡み付いている彼女を、やんわりと離しながらレイフォンも丁寧に挨拶を返す。
「おはようございます。ミス・カズミ・アサクラ。ミス・アサクラは今日も元気溌剌ですね。大変よろしいことだと思います。それから、いつもリーリンと仲良くしてくれてありがとう」
天剣の技量を前にしては一般人(自称)のカズミ・アサクラにはなす術も無く。それでも、あるいは抵抗していたのかもわからないが、そんなものは最初から無かったとでもいうかのようにカズミの腕はあっさりと解かれ、リーリンは定位置――レイフォンの隣へ戻る。
「あはは、ヴォルフシュテイン卿は今日も過保護ですねー」
リーリンにしなだれかかりながら歩いていたと思ったら1.5メートル以上距離を開けさせられて一人で普通に歩いていた――催眠術だとか高速移動だとかのちゃちな代物ではない"神業"を受けたカズミは、微かに頬を引きつらせながらそんな負け惜しみのような言葉を口にする。決して悪気は無いのだが、好奇心のままに行動して無自覚に状況を引っ掻き回す。それが、カズミという少女の『少女らしさ』なのであった。
「申し訳御座いません。ミス・アサクラ。つい、反射的にリー
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