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【一発ネタ】レイフォンに憑依したオリ主が上から目線で原作をぶっ壊すお話
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程度に言葉少なで忍耐のある気質というわけではなかった。


「……ウザ。試合で見せた内力系活剄の錬度と早撃ち(クイック・ドロウ)だけで銃使い(ガンナー)としての実力を測るには十分。特別な調整を施した錬金鋼なんて別に見る必要ない。こっち見んな、くそ陛下」


 それ故に女――バーメリン・スワッティス・ノルネは、虫唾ダッシュ顔全開で早口にアルシェイラを罵ることで己の鬱憤を晴らさんとするのである。まるで朝のバスタイムを妨害してくださった敬愛すべきクソ陛下にはそれが相応しい待遇なのだとでも言いた気に。そういう態度をとるから、彼女は事あるごとにアルシェイラのちょっかいを受けるのだと…………そんなことはもちろんバーメリン本人も承知していたが、気に喰わないものは気に喰わないのだからどうしようもなかった。虫が好かない、相性が悪い、犬猿の仲。バーメリンとアルシェイラは(実際のところは別にアルシェイラだけに限った話でもなかったりするが)そんな間柄なのである。

 従って、不敬極まりない臣下の言葉も「いつものこと」として聞き流し、さっさか話を進めるアルシェイラ。傍若無人にして唯我独尊。それがこの女王のデフォルト設定であるからにして。


「あ、そう。それで? バーメリンは新人君の実力をどう見たわけ? やっぱり期待外れだった?」
「天剣の授受はくそ陛下の専権事項。くそ陛下が既にレイフォン・アルセイフを"新人君"呼ばわりしている以上、くそガキが天剣になるのは確定。その状況でガキの実力がどうかなんてくそほどにさえ語る価値もない」


 全く動じて見せないアルシェイラに更なる苛立ちを募らせたのか、結婚適齢期の、結婚適齢期の淑女には不適切な汚い単語を4度も用いた汚い言葉を「話は終わり?はい終わりね」とばかりに吐き捨てて勝手に帰り始めるバーメリン。……と、それを見逃さず便乗するリンテンス。ついでにリンテンスも帰り際に乱暴な言葉を吐き捨ててみせる。バーメリンと比較すれば言葉少なと呼べる男ではあるが、別に寡黙と呼ばれるほどでもない。平素の憮然とした、人嫌いであることを隠さぬ態度からそう誤解されがちなだけである。


「所詮、銃など振り回して粋がっているうちは……芸とも呼べぬ猿真似止まりだろうよ」
「――――ムカ。喧嘩売ってる? お前こそ腐れ○○○を引っ付けたくそマス○き猿のくせに。黙ってくそ家に帰って鏡見ろ。汚いくそ猿面が映ってるから。それからくそ煙草臭いから隣を歩くな」
「それはそっくりそのままこちらの台詞だ。近づくな。香水の付けすぎだ」
「煙草の吸い過ぎでくそ溜め中に建ったくそ家と乙女のたしなみの嗅ぎ分けも出来なくなったのか? お前のくそ家はあっちだ。こっちへ寄って来るなくそもじゃ陰気男」
「老眼が進んですぐそばの壁も見えなくなったようだな。剄
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