第十八話 二人の時間
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ィナ「ムグッ…ごくん…ごくっ……ぷはあ…」
喉を鳴らして飲み、やっと解放されたアルティナ
ジルベール「慌てて食べるから…」
アルティナ「だって…美味しかったんだもん…特にこのリーフパイ…」
と頬を赤めたアルティナ
ジルベール「何ならもう一回頼んで来ようか?」
アルティナ「良いの!?」
ジルベール「お前が欲しいならばな…」
アルティナ「うん!もう五つ欲しい!」
ジルベール「い、五つ!?…はあ…仕方ない…」
ジルベールはもう一回ティアラに頼んでリーフパイを五つ頼んだ
アルティナはリーフパイにハマったらしく、一気に五つ平らげたのだ
その後は第三学年棟に行き、それぞれのアトラクションを楽しんだ
トリックアートで視覚の錯覚を二人で楽しみ、プラネタリウムで二人で見て、とにかく色々と楽しんだ
そして3-Dのアクセサリーショップに入った時
アルティナ「…」
アルティナがとあるブレスレットを見ていた
それはフレームが細くて、表面には翡翠の色で描かれた綺麗な模様があり、縁は蒼い
ジルベール「欲しいのか?」
アルティナ「え?い、いいわよ…それに高いし…」
アルティナはそう言ってブレスレットが置いてあるケースから離れた
ジルベールはふと思い出し、今日が何日かデバイスのカレンダーを見た
ジルベールは笑みを浮かべ
ジルベール「ああ、すみません…」
と店員を呼んだ
アルティナ「はぁ…ジルに甘えて買って!って言った方が良かったかな…」
アルティナは早速後悔しているのである
アルティナ「あのブレスレット、ほしかったなぁ…ってあれ?ジル?」
アルティナはジルベールがいないことに気付いたのである
アルティナ「ジルー!何処ー!」
と叫ぶが周りの人だかりで声が掻き消される
とそこに
ジルベール「アルティナ!ここにいたのか…」
ジルベールが来たのである
アルティナ「ちょっと!何処行ってたのよ!」
と言ったが
ジルベール「アルティナ…その…ハッピーバースデー…」
アルティナ「えっ!」
突然の言葉に驚いたアルティナ
ジルベール「今日…5月25日…君の誕生日でしょ?」
アルティナ「あ…」
そう5月25日はアルティナの誕生日だった
アルティナ「そ、そうだったわね…あはは…あたしって自分の誕生日忘れてるなんて…」
と自嘲気味に笑う
ジルベール「それで…その……これ…」
アルティナ「!!」
アルティナは目を見開いた
ジルベールが持っているものは、アルティナが欲しいと思っていた翡翠のブレスレットであった
ジルベール「まあ…その…誕生日プ
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