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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第一話 「滅亡の世界へ舞い戻れ!」
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は感じてしまう。やはり、俺は記憶喪失なのだろうか?
俺は中々寝付ける事が出来ずにいたが、真夜中の2時にようやく瞼が重くなり、眠りに付いた。
*
「ここは……?」
夢の中だろうか?辺りは暗闇の空間で、俺は目の前に映る二人の人影を見つめた。向かいあう二人の内一人は白いツインテールをした少女と、もう一人は……俺!?
「お、俺なのか……!?」
髪型や風格など比べて真反対な姿だが、顔つきはどう見ても、俺と同一人物だ。
『武さん……もう一度、あの世界へ行ってしまうのですか?』
少女は目の前にいるもう一人の俺に呟く。やはり、あの青年は俺だったのか?
『霞……ごめん、でも俺は新たに作られたこの「偽りの世界」で生きていくことに納得が出来ないんだ』
『武さん……』
『俺はもう一度元の世界からあの世界へ戻って、今度こそ皆を助ける……今度こそは、絶対に皆を守り抜いてみせるから』
「皆?あの世界?何を言ってやがんだ……?」
俺は遠くから二人の声を聞き続ける。そして、俺はあの霞と言う少女にふと夏傾げを感じた。顔を合わせた記憶はないが、どこか遠い場所で出会った気がする。それ以外は朦朧としていてわからない。
『武さん……「エンペラー」によってゲッターの力を得たのですね?でも、それならあなたは……』
霞はそう目の前の俺を不安に見つめる。そんな彼も彼女に己の決意を固める。
『わかっているさ……ゲッターの力を得たと言う事は、未来永劫、地獄の中で戦い続けると言う覚悟を……それでも、俺の意思は変わらない。もう誰だって死なせはしないんだ!』
『……わかりました。武さんがそこまでおっしゃるのなら、私も今一度あなたと共にあの世界へ再戦します』
『ありがとう、霞……』
『ところで……あなたはエンペラーの力を得たために、今の武さんは風格や性格が真反対な人物に変化してしまったようです……凶暴な気迫を感じられますが?』
「え、俺の……ことか?」
もう一人の変わり果てた俺、なら今あそこにいるもう一人の俺は記憶を失う前の俺だということか?
『大丈夫さ、どんなに俺が変わろうともきっと志だけは変わらないよ?』
『……そうですね?私もその武さんに会えるのを楽しみにしています』
フッと笑う霞は徐々に体が透けて、遂には消えてしまった。そしてもう一人の俺も同じように消え去った。
*
「……?」
カーテンの隙間から刺す日差しに邪魔されて俺はベッドから起き上がった。いつものように大きいあくびをして電波時計を目にした。すると……
「な、何だ!?」
電波時計の時刻は狂っていない。狂っているのは俺の頭だろうか?それとも電波時計の日付と年代だろうか?
「せ……1998年!?」
俺は慌ててカーテンを開けると、そこには……
「こ、ここは何処だ!?」
見慣れない街並みに行き交うは路
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