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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第一話 「滅亡の世界へ舞い戻れ!」
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しか思い出せないのかしら?中途半端な記憶喪失ね?」
「でも、俺は本当に白銀武だからな!?」
しつこいようだが俺は何度も訴えるように言う。
「わかっているわよ?あなたの書類を見なおしてあげたけど、あなたの方が正しいようね?でも、出唖門小学校だなんて変な小学校ね?ところで、あなたの担任って言う不動っていう先生は今何しているの?」
「あ?どうしてそんなこと聞くんだよ?」
「別に……いいじゃない」
「確か、「バイオレンス・ジャック」とかいう名前でK1やってる」
「ふぅん……大学の頃の先輩でそれっぽい人を聞いたことあるからひょっとすると思ったのよ?」
「あっそう……先公、もう帰っていいか?」
「まぁ、特に何の異常も無いし、とりあえず今日のところは帰ったら?私だってこのあと忙しいんだし……」
「へいへい……」
保健室から出て、下駄箱へ向かおうとした矢先、冥夜が俺を待ち伏せていた。
「あ、あんたは……冥夜か?」
「全て聞かせてもらった……」
「盗み聞きとは財閥の令嬢も油断できねぇな……?」
俺はポリポリと頭をかく。
「そなたは、わらわと純夏のことを忘れているようだな?」
「ああ……まぁ、俺もよくわからねぇけど」
「共に過ごした時をまでも忘れてしまったのか……?」
悲しい瞳をこっちに向けてきやがる。そんな目で見るなよ?俺がお前を泣かしているみたいじゃねぇか?
「すまねぇ……俺は、よく覚えていねぇんだ。今の俺に女が居たってこともさ?」
「武……」
「記憶喪失かもしれねぇな?俺は違和感ないけど、もしかすっと……」
「武、明日は休みを取って純夏と共に思い出の場所へ向かおう?何か思いだせる事があるはずだ……」
「え、いいのかよ?」
「学業もそうだが、それ以上に大切な殿方が記憶を失ってしまった方が大事なのだ。私の方からまりも先生に言っておこう。今日は帰宅してくれ?」
「……すまねぇ」
俺は、何やら罪悪感に包まれた。俺は何もしていないにしろ、女二人を泣かしちまったんだ。ここは、どうにかしてやらねぇといけない。それに……俺が記憶喪失かって言うことも可能性としては低いが、あるかもしれない。
帰宅後、俺は誰もいない自宅で「ただいま」と呟いた。俺の両親は詐欺にはめられて莫大な借金を残して自殺した。俺を残して……それ以来、俺は人というものを忌み嫌うようになった。だから、家族連れの奴らとか見てると、嫉妬を感じちまう……
「そういえば、アイツはどうしたんだろう……?」
アイツとは純夏のことだ。話によると、俺と彼女はお隣同士らしい。幼馴染と聞くが何時から知り合ったのかもわからないな?いや……明日になってから考えるか?今日は眠いしとっとと寝よう。
俺はそのまま寝巻に着替えてベッドに寝転がった。日常生活自体にはさほど違和感がないが、周囲に関して
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