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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第一話 「滅亡の世界へ舞い戻れ!」
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けるまでも無く、向かってくるナイフの刀身を片手で握りしめて受け止める。
ナイフの刃からは俺の血が伝ってポタポタと流れ落ちて校庭の砂へ沁み込んでいく。
「どうしたぁ?ほら、俺は抵抗しないぜ?」
悪党面に満ちた俺の笑みがヤクザを見上げる。
「そ、そんな……!?」
そんな相手のヤクザは俺の顔見るなり恐怖で震えだし、ナイフを握る手が緩まる。
「指一本ぐらい切り落とせばメンツが立つだろう?」
「あ、あぁ……!」
しかし、相手はパニック状態だ。今のコイツに何を言っても無駄だな?
「ケッ!ヤクザってのはその程度かよ!?」
そういうと、俺は相手の額へ頭突きを食らわしてやった。それをもろに食らった相手は鼻をへし折られて流血騒ぎだ。
俺によってわずか三分でボコボコにされたヤクザの集団は尻尾を巻いて逃げ出して行った。
「次からはちゃんと玉付いた野郎を寄こして来やがれってんだ!?」
ガッツポーズを取って俺は上機嫌になる。しかし、俺の戦う姿を見て怯える奴もいれば。険しい目を向ける奴もいた。
その後、まりもの先公は無事に保護されて俺はナイフを受け止めた片手の傷を癒すべく、保健室の夕呼先公のもとへ足を運んだ。このアマも俺の喧嘩を見ていたようで、いつものようなふざけた表情ではなく、無表情な視線を俺に向けている。
「あなたも無茶するわね?白銀……」
俺の片手に包帯を巻きながら呟く夕呼。それに俺は言い返す。
「あんな修羅場何度も潜らなけりゃ生きていけねぇよ……」
「……それよりも、白銀?あなた、今回は別人のように変わっているわよ?先週の金曜日と比べて……それに、その制服……どう見てもウチの学校のじゃないでしょ?いい加減着替えて来なさい?」
「は?俺の学ランはこれ一張羅だぜ?それに先週の金曜日って……そんとき俺は学校サボってゲーセン行ってたけど……」
「何言ってるの?先週の金曜日は放課後まで学校に残って榊の手伝いをしていたでしょ?」
「榊……ああ、委員長のことか?」
俺はいつもそいつの事を委員長ってあだ名のように呼んでいるからつい名前を忘れてしまった。
「あんた、記憶喪失……かしら?」
「いや、大半の奴らは覚えている」
「じゃあ、彩峰は?」
「あの焼きそばパンウーマンか?」
「珠瀬は?」
「あの猫みたいなツインテチビか?」
「鎧依は知っている?」
「ああ、優男で俺の弟分だ?」
「鑑は?さっきあんたと屋上にいた幼馴染よ?」
鑑……あのデッカイリボンを付けた女子生徒だよな?っていうか、俺の事を愛称で呼んでくるので結構親近感があるのか?
「心当たりが有るっちゃ有りそうなんだが……やっぱ無理だ」
「御剣のことはどうなの?」
「いや、アイツの事は全然無理だ……会ったこともないし今朝会ったのが初めてだな?」
「おかしいわね、どうして二人
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