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真ゲッターロボ・地球最凶の日 第一部「滅亡への夜明け!」
燃えよ!ゲッター篇第一話 「滅亡の世界へ舞い戻れ!」
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やっぱりこの武ちゃんは偽物だ〜!!」
「ああ!もう!!何度言やぁわかる!?俺はどう言われようが正真正銘の白銀武だ!?ほら、バイク免許だ」
俺はそう言うと、身分の証明できる一つを取りだした。すると、免許のケースにはクマのようなマスコットがつるしてある。
「あ、それ……」
すると、純夏の疑心に塗れる表情はふと止まり、懐かしげな眼差しを向け出した。
「ん?」
「このマスコット、持っていてくれてたんだ?」
「あ、これのことか……?」
「それ、私の手作り何だよ?」
「……あ、そういえば?」
「思いだしたの?」
「……曖昧だがよ?俺が小1の頃、悪ガキ共に絡まれて泣いてた女の子が居たっけか?」
「そ、そうだよ?あのとき私、僧太君達にキーホルダを取られちゃったの」
「……まぁ、弱いモン虐めなんざ、人生のなかで一番大っ嫌いなことだから、行って悪ガキ共を半殺しにしてやって……女の子を助けたんだよな?」
「っていうより、武ちゃんが返り討ちになっちゃったんだけどね……?」
「それで……その子からキーホルダを……でも、忘れた」
「えっ?」
純夏の目が点になった。
「そもそも、俺は弱い物虐めが大っ嫌いだったからそいつらをボコるのが一番で、女の子助けるのは二の次三の次だったしな?でも、その子にはちょっとカッコいいとこ見せられてよかったがよ?」
「そ、そんな……私だよ!?あのとき、武ちゃんが私を助けてくれたんだよ!?」
「だから、オメェなんて知らねぇよ?」
「……」
すると、何故か純夏からゴゴゴッ……と、いう恐ろしげなオーラが広がり、
「武ちゃんのバカッ!!」
それと同時に俺は彼女のアッパーを食らっていたが、俺の体は鋼のように固いため、あんな強烈なアッパーなんて放ったら、拳が打撲するぞ?
「う、うぅ……」
案の定、純夏は痛がっているようだ……
「お、おい……」
大丈夫か?と、訪ねようとしたが純夏は表情を暗くして何処かへ走り去ってしまった。俺が、悪かったのか?
「……」
そもそも、どうしてこんな事になってしまったのか?話は今朝にさかのぼる。

朝日が昇ったと言うのに未だうるさい鼾を上げて寝ている俺。ベッドは汗臭く、部屋も散らかっており、部屋一帯は不潔そのものだった。しかし、そんなところで寝れる俺はさらに不潔だろう……
「武ちゃん!起きて?」
そんな布団にくるまった俺を揺さぶりながら起こす一人の少女の声が聞こえる。う〜ん……聞き覚えのない声だ。
「起きてってば?」
「ああぁ……」
そんな彼女に揺さぶられて俺はあくびと共に起き上がった。
「た、武……ちゃん?」
しかし、少女はどうも違和感を抱いているようだ?
「あん?」
「武ちゃん……だよね?」
「武ちゃんって……俺は女かよ?」
ぼりぼりと寝癖をかき回す俺は次
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