第二十九話
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んだ。
「てめえが取り戻したい過去っつーのはまさか………」
「……紹介しよう、私のラプラス。名前はヒョウガだ」
ヤナギは手にしたモンスターボールをゴールド達に見せた。
「このヒョウガのために私は過去に戻るッ!!あの時に失った二匹、ラ・プリスとラ・プルスを救うためになッ!!」
『ッ!?』
ヤナギの言葉に三人は驚く。
「それだけのために……たったそれだけのために今までの全部が計画されていたっていうのッ!?」
「……たった……それだけだとォッ!!」
ヤナギは怒った。
「お前達にとってはそれだけの事かもしれないが、私にとっては生きていく全てなのだよッ!!」
ヤナギはそう言って、ゴールドが付けていた二枚の羽を取った。
「あッ!?」
途端に三人は苦しみだした。
ちなみに俺は少し離れたところで静観中や。
あ、そろそろヤナギの言葉を録音しとかへんとな。
「……そしてお前達には一つウソをついてしまったな。私にとってポケモンとは『道具』であると言ったが、あれは正解じゃなかったなぁ」
………来るで。
「正しくは愛すべき存在ッ!! 愛して愛して愛しぬくッ!! 『道具』とはその愛を貫くために利用するその他一切のものだッ!!」
………ヤナギさんマジパネェ……。
「そのまま時間のうねりに押し潰されるがいいッ!! 祠の前の連中ももうおしまいだッ!!」
ヤナギは笑う。
「さぁ急ぐのだセレビィッ!! 早くこの私をあの時へッ!! あの時間へ向かわせるのだッ!!」
ヤナギはその場所へ進んだ。
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