―激戦―
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ォリアー》は《クリフォート・シェル》の一撃を跳ね返した。
……いくら相手が強かろうと、【機械戦士】たちは一歩も引かないのだと証明するように。
「ククク……良いぞ、それでこそだ! 私は永続魔法《補給部隊》を発動し、ターンを終了する!」
「俺のターン、ドロー!」
戦士長のデッキが【マシンガジェ】から変わっているのは予想外だったが、【クリフォート】がどんなデッキなのかは嫌になるほど見せつけられた。……そして、俺が何をするかは変わらない。
「俺は速攻魔法《手札断殺》を発動し、お互いに手札を二枚捨てて二枚ドローする!」
所謂いつもの手札交換カードをまずは発動するが、《リミッター・ブレイク》のようなカードは今は俺の手札にない。……代わりと言っては何だけれど、その《手札断殺》に反応し、俺のフィールドに伏せられていた罠カードが開いたが。
「お前がドローフェイズ以外でカードをドローしたため、伏せられていた《便乗》を発動する!」
「……《便乗》だと?」
戦士長が怪訝な視線を俺が発動した罠カードへと向ける。もちろん、普段から【機械戦士】デッキに投入している訳ではなく、この戦士長を相手だと見越して投入したものだった。メタを張ったにもかかわらずデッキが変わっていて焦ったものだが、その《補給部隊》の存在から、まだ使えなくはないようで安心した。
「《ガントレット・ウォリアー》をリリースすることで、《サルベージ・ウォリアー》をアドバンス召喚! サルベージ・ウォリアーがアドバンス召喚に成功したため、墓地から《ニトロ・シンクロン》を特殊召喚する!」
《ガントレット・ウォリアー》をリリースすることによって現れた《サルベージ・ウォリアー》が、その効果によって《手札断殺》の効果で墓地に送っていた《ニトロ・シンクロン》を蘇らせる。チューナーと非チューナーが揃ったところで、やるべきことは一つしかない。
「俺はレベル5、《サルベージ・ウォリアー》に、レベル2、《ニトロ・シンクロン》をチューニング!」
墓地から《サルベージ・ウォリアー》の網で救出された《ニトロ・シンクロン》の、その頭についたメーターを振り切っていき、緑色に光る星の輪となってサルベージ・ウォリアーを包み込んだ。狙うはクリフォートモンスターのパワーについて行ける、最も高火力な機械戦士……!
「集いし思いがここに新たな力となる。光さす道となれ! シンクロ召喚! 燃え上がれ、《ニトロ・ウォリアー》!」
シンクロ召喚の光とともに、悪魔のような形相をした機械戦士がそのフィールドに炎を発しながらシンクロ召喚をされる。その視線は《クリフォート・シェル》を射抜いており、自らが倒すべき敵だと確認しているかのようだった。
「《ニトロ・シンクロン》を素材と
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