―激戦―
[12/28]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
構ってはいられない。天空に描かれた魔法陣から、閃光が雷のように《機殻の要塞》に炸裂すると、要塞から四体のクリフォートたち――《クリフォート・シェル》、《クリフォート・アーカイブ》、《クリフォート・ゲノム》が二体――がエクストラデッキから発進する。
「《機殻の要塞》がある限り、我がクリフォートたちは召喚を無効化されない。そしてアーカイブとゲノムをリリースし、《クリフォート・ディスク》をアドバンス召喚する!」
《機殻の要塞》から二体目の《クリフォート・ディスク》が発進する。《一次休戦》でダメージを受けることはないと言っても、最上級クリフォートを出してフィールドを制圧していくつもりか。そして《クリフォート・ディスク》のアドバンス召喚に使われた、二体のクリフォートモンスターが半透明で浮かび上がった。
「《クリフォート・ゲノム》がリリースされた時、君のリバースカードを破壊! そして《クリフォート・アーカイブ》によって、相手モンスターを一体バウンスする!」
《クリフォート・ゲノム》の効果は既に分かっていたが、《クリフォート・アーカイブ》の効果はモンスターのバウンスか。《マッシブ・ウォリアー》が手札へと戻されて、伏せてあった三枚のうちの一枚が破壊される。
「チェーンして罠カード《和睦の使者》を発動!」
《クリフォート・ゲノム》の効果の標的になったのは《和睦の使者》。《一次休戦》が適用されていて、かつモンスターがいない今、発動する意味はないが……
「さらに《クリフォート・ディスク》の効果により、デッキから《クリフォート・ゲノム》と《クリフォート・アーカイブ》を特殊召喚する!」
そしてリリースされた、《クリフォート・アーカイブ》と《クリフォート・ゲノム》が再びフィールドに現れる。正確には先程リリースされたモンスターではなく、新たにデッキからから特殊召喚されたモンスターだが。《一次休戦》の効果でダメージを与えることは出来ないため、もう戦士長にやることはないか……と思いきや、《機殻の要塞》が理由は分からないが動き出していた。
「《機殻の要塞》の第二の効果……私はクリフォートモンスターを二度、通常召喚出来る! 《クリフォート・ゲノム》二体をリリースすることで、《クリフォート・シェル》をアドバンス召喚!」
《機殻の要塞》が動き出した理由は二度目の通常召喚。先の《クリフォート・ディスク》の効果の発動は、この《クリフォート・シェル》のアドバンス召喚に引き継ぐため。さらに言うなら《クリフォート・シェル》をアドバンス召喚することで、《クリフォート・ゲノム》二体の効果を発動するために。
「《クリフォート・ゲノム》二体の効果を発動! 君のフィールドの二枚のリバースカードを破壊してもらおう!」
俺のフィールドに残さ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ