第1章 闇艦娘の提督
第03話
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を本当の意味で知る事はできねぇ。自分がわからないような奴に、他人を理解することなんて絶対にできねぇ。そんな奴をよ、俺は絶対に信用しねぇ。そんな奴、俺は欲しくねぇ」
響は唇を噛んで身を震わす。
「俺に愛されてぇならよぉ、俺の元にいたいならよぉ、俺に信用されるような女になれ。俺が欲しがるような女になりやがれ」
響は意を決したように提督の目を力強く見つめる。
「うれしい……です……」
「あん? 何か言ったか?」
響はグイィと顔を押し出して提督の額を押し返す。
「う、嬉しいですッ! 提督にエロいことされて! その……マンカス食べてもらえて! 本当は嬉しかったですッ!」
提督は満足そうに笑う。
「そうか、俺にマンカス食ってもらえて、そんなに嬉しかったか?」
「嬉しいですッ! すっごく嬉しいです! 響の汚いもの、恥ずかしいもの、いやらしいもの、提督に食べていただけるなんて! 光栄です! 嬉し恥ずかしです!」
「そうかそうか、ならよぉ、全部食ってやる。お前のエロいもんは、全部俺が食ってやるし、飲んでやる。マンカスも愛油も、よだれだろうが涙だろうが鼻水だろうが、汗でも血でも、しょんべんだろうがよぉ、なんでもかんでも喰い尽してやるぜぇ。例えそれがク……」
響はとっさに提督の口をふさいだ。
「そ、それ以上は言わないで……ください。言ってほしくないです、そんなの……これは私の正直な気持ちです」
「あん? そうかそうか、クソまで食うなんて、言ってほしくなかったか?」
「ッ!」
“ごっつぅぅぅんッ”
響は提督の頭をげんこつで殴った。
「ぐわぁぅッ!」
殴ってから響はハッとする。
「す、すみません提督! つい……」
提督は脳天をさするながら、涙目になって響を睨みつける。
「ッてぇな!……まぁ、正直でよろしいぜぇ。あんまり気にすんな。でももう殴んな」
艦娘の力は人間のそれとは比べ物にならないほどに強い。
提督は鉄球で殴られたほどの衝撃に襲われ、鼻と口に血の味と臭いを感じた。
「あ、鼻血」
げんこつの威力があまりにもありすぎて、提督は両の鼻からだらりと鼻血を垂らす。
「ちッ、誰のせいだよ。ったく情けねぇ」
提督は腕で鼻血を拭おうとする。
すると響はその手を跳ねのけ、提督の鼻の下をぺろりと舐めた。
「何してんだ響、汚ねぇだろが」
血を舐め取って舌舐めずりする響は、唇に血をつけたまま意地悪に笑んだ。
「汚くなんてないです。提督の血が汚いなんてこと、あるはずがありません」
響は提督の鼻の下に残っている血をぺろぺろと舐め取り、こくんと飲み込む。
「提督が響の全部を食べると言う
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