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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第429話】
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いしね」

「……されるかな、門前払い。 とはいえ、可能性はなきにしもあらずって感じだしな。 一緒に行くか」


 そう決めると、美冬も未来も嬉しそうに頷いた。


「へへッ、お兄ちゃんと一緒にモデルなら美冬は歓迎だよ♪ 水着はNGだけどね?」

「うん。 ……あ、あんなグラビアみたいなモデルポーズとか、私には似合わないしね」


 そう言う未来だが、正直出てる所は出て、締まってる所は締まってるのだから未来は脱がしても問題ないだろう、無論美冬もだが――が、それを他の奴の目に映るのだけは我慢できない。

 勝手だが、自分の妹や幼なじみが下心のある目で見られるというのは気持ちの良いものでは無いからだ――まあそう言いながら、俺は美冬にあんな事させてるし、未来にも中学時代までは朝、起こしに来てもらってた上に起こし方が馬乗りという――ヤバい、あんまり考えると下半身にまた血液が集中しそうだ。

 ふと時計を見ると、八時二十分を回っていた為、これから美春に話すことを考えるとそろそろ行かないとと思った。


「じゃあ、そろそろ行こうかな」

「あ、そうだね。 ……じゃあ美冬が玄関まで送るね? 良いでしょ、みぃちゃん?」

「うん。 じゃあヒルト、また明日ね? おやすみなさい」


 ニコッと笑みを溢し、手を振る未来に応えるように俺も手を挙げて――。


「あぁ、また明日。 おやすみ、未来」


 そう未来に言ってから美冬に送られて玄関へ――と、軽く耳打ちしてくる。


「……お兄ちゃん、してほしい時は何時でも美冬に言ってね……?」

「〜〜〜〜っ。 ……こ、今度な……」

「……ぅん。 えへへ」


 短くそう返事をすると、満足そうな笑みを浮かべ、頬に口付けを落としてきた美冬。


「じゃあお兄ちゃん、また明日。 おやすみー」

「あ、あぁ。 おやすみ」


 多少ぎこちないおやすみの挨拶になったが、美冬は気にすることなくドアが閉まるまで手を振り続けた。

 ドアが閉まったのを確認すると、俺は頭を掻きながら美春の部屋へと向かった。
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