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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第429話】
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フィードバックするだけだって有坂先生が言ってた」


 二つ返事で頷く未来、取材を受けてくれるのはありがたいが、パッケージのテストが終わったというのは例の展開装甲を模したパッケージなのだろうか。


「パッケージって、みぃちゃんが九月最初からずっとテストしてたアレ? 後、美春も確か防御型をテストしてたかな?」

「うん、美春にも手伝ってもらってたよ。 ……パッケージは量産するかはまだわからないけど、あれがあれば既存の第二世代、第三世代は全部第四世代にバージョンアップ可能になるよ。 まあ第三世代は正確に言うと第4.5世代になるらしいけどね。 第四世代はパッケージ装備無しの全領域型だから主旨は違うかもしれないけど、わざわざ各国が威信をかけて作った機体が篠ノ之博士の最新型のせいで意味が無くなるなんて馬鹿らしいじゃない? とりあえず特許侵害――というか、篠ノ之博士は展開装甲に関して特許申請してないから有坂先生が先に出すみたいだね」


 一通り説明する未来、まあ確かに正直いえば駆け足気味で世代交代されては機体に投じた開発費用が全て無に帰するだろうし……。

 ――しかし、今さらながら母さんが謎過ぎる、IS村雲の開発費用だって多分軽く億は越えてるはずなのに作ったり、後は人脈関連も――レセプションで母さんっぽい後ろ姿した人がテレビに映ってたが、俺は未だにそれを母さんに訊いていない。

 話す時間が取れれば、一度訊いてみても良いかもしれないな。

 そう思うと同時に、学園祭で奪い返したアラクネのコアも気になる。

 初期化されたとは訊いてるが、やはり構造調べるために今も見てるのだろうか、ISコアを。

 ――少しは何か構造でもわかったのだろうか、気にはなるがどれも結局母さんに訊かないとわからない話だ――と、未来は更に言葉を続けた、というより、俺に何か伝える様で真っ直ぐ俺を見ていた。


「ヒルト、有坂先生が近いうちに一度私を訪ねてって言ってたよ。 何の話かは私も訊いてないけど、多分重要な話かも」

「了解、なら明日の放課後か明後日の放課後辺りには訪ねてみるよ」

「うん」


 未来は頷くと、自分のベッドに腰掛け、側にあったぬいぐるみを抱き抱えるとムギュッとぬいぐるみの顔が変な形に変わる。


「……じゃあとりあえず、取材は今度の日曜日。 場所は美冬がメモしてるから未来はそれを見てくれるか?」

「わかった。 現地集合? それとも一緒に行く?」

「私はせっかくだからお兄ちゃんと行きたいかなぁ……」


 何気無く美冬はそう告げると、未来も肯定するように頷いた。


「うん。 私もヒルトと一緒がいい……かな? ほ、ほら、私達二人だけ先にいって入れても、もしヒルトが門前払いされたら意味無
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