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『自分:第1章』
『夏休み』
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今後の方針も、日記で訴え続ける。
それでも一貫した返事。

『まだ外の世界は不安』

『まだ外に出せる人間性じゃ無い』


まぁでも確かに。
焦りしかないし安定はしてない。
あかんって自覚はある。
でも、このまま...
作業して、行事こなして、同じ事繰り返す生活してても、意味が無いとしか思えん。


此処に来てからはカウンセリング系は一切無くなった。
心理士が常在してないから?
たまに、全員が一斉に何らかのテストを受けるけど。
それだけ。


帰省して、寮に帰ってきたら、まず持ち物検査。
クッションやヌイグルミは中身迄チェックは当たり前。
同室の子は色んなモノ持ち込んで怒られてた。


でも、ある意味賢かった。
敢えてソッチに目を遣る。
で、実は身につけてる下着に現金隠し持ってた。

外に通うエリート高校生。
これもまた巧いこと外で息抜きしてるのが事実。
それを知ってたその子。

エリート高校生に現金を預ける。
タバコと火を買ってきてと頼む。
管理もしてもらう。
高校生の部屋はチェック入らんから。
吸う時に1本貰う。
問題は何処で吸うか。
夜中のトイレしかない。


2人で吸い回し。
勿論、トイレ内の煙やニオイですぐバレた。
馬鹿や...
でも、間抜けすぎて笑えた。
勿論、反省作業。


なんだかんだと夏休みは作業中心で終わっていく。



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