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ハイスクールD×D異伝 異なる兵士の物語
自己紹介と決意表明
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ですよね」


ん?待てよ?という事は俺って先輩の御眼鏡に適ったということか?あれなんだろうスッゲー嬉しい!


「もちろん、貴方にも何れは私の背中を預けられる程になってくれればと期待しているわ、幸生」

「い、いやぁ…あはは…」


そんな真っ直ぐな言葉をド直球で言われたら流石に照れます、この人は素でこういう事を言えるのだから凄いと思う、王様ってこんな感じなのかねぇ


「そうそう、他の兵士の事だけれど…兵士に関してはもう席は埋まっているのよ?」

「はい?」


えっと兵士の駒は確か最大で八個だよな?それが埋まってるって?今いるメンバーの他に眷属はいないはずだよな?


「鳩が豆鉄砲食らった顔をしているとはこういう事をいうのかしら、良い幸生?私の兵士は貴方だけよ…そして兵士の駒は全て私の手元に無いの、この意味がわかるかしら?」

「えっと…すいません…仰っている意味が…?」







「私の兵士の駒は全て藤堂幸生の物となった、そういう事よ」







「は…?」

「貴方を転生させるのには駒一つでは足りなかったの、結果を言えば兵士の駒を全て消費して何とか眷属と出来た…駒を全て消費する何てことはそう無い事だもの、貴方は素晴らしいポテンシャルを秘めていると確信したわ」

「俺が、ですか…?」

「そうよ?堕天使が狙うほどの特別な何かが貴方に宿っている、そう考えたのは間違いではなかった…貴方を転生させた時、私は心が震えたわ…」


駒を八個全て消費する事でやっと…?俺が…?し、信じられん…


「だからという訳では無いけれど、貴方には期待しているのよ?幸生?」

「は、はぁ…」

「未だ信じられずという表情ね」

「そりゃそうですよ!」


未だに混乱気味な俺の頬を撫でて先輩は微笑む、また悪戯娘の表情だ


「今はそれでも良いわ、良い?ゆっくりと強くお成りなさい、そして何れ貴方の背中で再び私の心を震わせて頂戴」


先輩の言葉に反応して眷属の面々も俺に向き直る


「期待してますね♪」

「杏も負けずに強くなりますから一緒に頑張りましょう!」

「色んな事を学び、色んな人と関わることで人は強くなれる…君も僕もこれからだよね?」


俺にどんな力があるのかは分からない、けれどこんなにも皆から期待されて応えない訳にはいかない、それに何よりも…


「?」


俺に新しい命をくれた、この女性の為に俺が出来うる総てで応えたい


「先輩、俺、絶対強くなりますから」

「えぇ、期待しているわ」

「先輩の御役に立てる様に頑張りますから」

「幸生?」


俺の悪魔人生…悪魔で
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