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ハイスクールD×D異伝 異なる兵士の物語
自己紹介と決意表明
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先輩!宝正院さんでは区別がつかなくなっちゃいます!」

「なら俺の事も幸生で良いよ、宜しくね、杏ちゃん」

「はい!宜しくお願いします!幸生先輩!」


そう言うと彼女はぺこりとお辞儀をして、後ろへと下がって行った、宝正院 杏(ほうせいいん あんず)ちゃんか、凄く元気が良くて礼儀正しい娘だなぁ


「杏はうちの元気印だから幸生と気が合うかもしれないわね」

「確かにそうかもしれないですね」

「それでは最後に彼を紹介するわ、純」

「はい」


純と呼ばれたのは俺と同じ男子…なのか?非常に中性的で身長も俺より低く華奢な感じ、女の子と言われても男の子と言われても違和感のない顔をしている


「僕は立川純、同学年だし同じ男子として宜しくね、藤堂君」


あ、男だったのかそれにしても女みたいな顔してるな、一部の女子からネタにされそうな位にイケメンっつーかオトメンっていうのかこういうのは?


「おう!宜しくな!立川!」


差し出された右手を受け握手する、指も細いしなんか柔らかいし俺の手とは全然違うし…って何を考えてるんだ俺!こいつは男!俺と同じ男!


「純で良いよ、僕からも幸生君と呼んで良いかな?」

「お、おう!大丈夫だぜ!」

「ありがとう、君とは良い友人関係を築けそうだよ」

「…純、お前天然とか他の奴から言われないか?」

「あれ?良く分かるね?何故だかは分からないのだけど、そう言われる事が多いんだ」


差し詰め天然王子様ってか、さっきの笑顔を向けられたら女子はおろか男子でも変な気を起こしそうになるわ…立川 純(たてかわ じゅん)か恐ろしい奴っ…!ちなみに純も駒は戦車らしい、この見た目で戦車とか…杏ちゃんもそうだけど戦車って見た目じゃないんだよなぁ…











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暫く皆と談笑したりして楽しく過ごした、そんな中紅茶を愉しんでいた先輩が口を開く


「これで私の眷属は全員紹介したことになるわね」

「あれ?全員ですか?それじゃ騎士や僧侶や他の兵士は…?」


先輩から教えてもらったレーティングゲームは其々をチェスの駒に見立て行う擬似的戦争、現段階のメンバーは王、女王、戦車(2)、兵士(1)と明らかに駒が足りていない状態だ


「未だ空席よ、私は眷属の事を大切な家族だと考えているし、戦闘時には背中を預けなくてはならない状況などもあるかもしれない…そう思うと選定も慎重になってしまうのよ」

「なるほど…そう言われれば確かにハイコレと直ぐ決めて良いもんじゃない
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