第零話 誕生!!正義の兄弟戦士その二
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
日帝衆は日本を国連の常任理事国にもし国連自体も大規模な改革を促した。まさに日帝衆は日本と世界を正しく導く尊敬できる兄貴達であった。
そしてだ、彼等は尖閣以外にも北方領土の問題も解決させてだった。
台湾も正式に国連に加入させた、そのうえでだった。
彼等はだ、高らかに言ったのだった。
「台湾、及び南洋を除いた領土の回復だ」
「遂に大日本帝国復活の時が来た」
「大東亜共栄圏は成った」
つまり太平洋経済圏がだ。
「次は大日本帝国復活である」
「その領土を完全に回復するのだ」
「いよいよだ」
「我等の最後の悲願が成るのだ」
国民達と全世界に高らかに公言した、彼等は倫理観が高いので嘘は言わない。それで全世界はまたしても彼等に喝采を送った。
それは日本でもだ、国民達は口々に言った。
「日帝衆の人達のやることだからな」
「絶対に間違いはないさ」
「そうか、大日本帝国の復活か」
「またいいことだな」
「台湾も尖閣も北方領土も解決したしな」
「太平洋は平和になったし」
共存共栄の巨大な経済圏となったのだ、全世界の半分が。誰もが日本を盟主として平和かつ豊かに暮らせる経済圏である。しかも発展し続ける。
「今度もな」
「あの人達はやってくれるよ」
「大日本帝国の復活」
「領土面でもか」
「一体どんなのかしら」
「きっと素晴らしいことになるぞ」
誰もが期待していた、そしてだった。
それは神戸市長田区八条町にある八条学園高等部でも同じであった、学生達は日帝衆のこの次の政策について話していた。
「あの人達が考えたことだからな」
「間違いなんてある筈ないしな」
彼等もだ、日帝衆を深く尊敬していてこう言うのだった。
「その旧領土復活も」
「是非やって欲しいわね」
「日帝衆が戻ってくれて日本は見違えたんだ」
「それなら今度も」
「絶対に」
こう言ってだった、彼等は日帝衆の言葉に喝采を送っていた。
しかし誰もがそうしたことに興味がある訳でもない、それはこの兄弟も同じだった。
精悍だが何処か鋭い目の黒髪の少年、背は一八〇程で身体つきはすらりとしている。黒髪をセンターで分けている。
その彼にだ、筋肉質の体格で一九〇はあるややいかつめの顔立ちで黒髪を短く刈っているし少年が声をかけた。二人共黒の詰襟の制服だ。
その背の高い少年がだ、センター分けの少年にこう言った。
「兄貴、今度な」
「ああ、何だよ」
「俺ゲーム買おうって思ってるんだけれどな」
「またスパロボか?」
「新作買うんだけれどな」
「じゃあ買えばいいだろ」
「いやいや、スパロボだろ」
このシリーズだからだというのだ。
「だからな」
「改造コード使うんだな」
「プロアクションリプレイでな」
それを使ってとい
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ