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『自分:第1章』
『夏』
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施設合同ソフトテニス四国大会。
(男は野球の四国大会)
中学生2人。
中卒生2人。
計4人。
人数、技術や実力...不利。
自分ともう1人は戦力外。
中学生2人は古株やし上手。
トロフィーや賞状はシッカリ貰ってた。


練習は、だいぶ辛かった。
悔し涙流しっぱなし。
向き不向きある。
なんぼ頑張っても、努力の分だけ必ず上達するわけでも無い。
限度がある。

普通の中学校と練習試合したり、一応分校やから一般の試合に出たり...外の世界に出ることはあった。
その度に、試合では恥曝し。
それとは関係なく、皆が悔しさと憎しみと闘う。
施設にいる現実。
差別。
後ろ指。
白い目。
前にいた施設とはワケが違う。


地域的なモンもあったんかもしれん。
年代的にもイケイケ系が多かったんもあるやろうし。

陰でコソコソ。
すれ違い際に胸ぐら掴んできたり。
仕返しすれば此奴等の思う壺。
周りに見えんように巧い事する。
此処の施設にいる誰より汚い性格しとる。

此奴等の攻撃にやり返せば決まり文句で此方が悪者。
解ってる。
やり返されんの解ってて汚いやり口で攻撃してくる。

『ほらやっぱり、あぁゆう子達は恐ろしい。親が捨てて当然』
親も見下してくる。



そんな親に限って我が子の本質を見抜いて無い。
貴女の娘は、陰で攻撃してきては嘘泣きで被害者面できる醜い悪魔ですよ?
あなたが思うほど綺麗なお子さまじゃありませんよ?
我が子を信じ切ってしまうのは危険ですよ?

汚い醜い性根。
腐っとる。
施設やか無関係、他人事とか思ってる辺りが既に馬鹿。
幸せな勘違い。

陰で叩いて陰湿な攻撃してる奴の心が正常なわけやか無い。
支配欲に渦巻かれて歪んだ考えしかない。
正面から喧嘩できんならするな。

いつ施設入所なってもおかしくない。
そんな要素はありますよ?
いつ、誰が、何をキッカケに、事件を起こすか、起こされるか...

被害者になるか、加害者になるか、そんなん自分自身にも解らん。

せやのに偉そうに見下すってのがそもそも間違い。


信じてる親や友達に裏切られたらどうする?
自分に刃物向けてくる人がいたらどうする?
急に周りの状況が変わって自分の立場が変わったらどうする?
大事なモノが奪われかけてるとき、命にかえても守りたい時、どうする?


自分が加害者や犯罪者にならんって言い切れる確率はどれくらい?
他人より自分を守りたくてそうなったか、自分より大事なモノを守りたくてそうなったか。





まぁ、そんなこと誰も深く考えたりはせんやろうけど。
施設自体、自分には関係ないって考えなんやから仕方ないわな。

ただ、裏表激しい
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