第十二話:ただ一人君の為なら
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
し、固まっている俺を置いて駆け足で出て行こうとする黒歌
そんな黒歌を俺は慌てて呼び止める
「黒歌!!!」
「な、何?」
「いってらっしゃい」
「っ!?……いってきますにゃ」
俺はそれだけ聞くとへなへなと座り込み唇を指でなぞる
「はは……ファーストキスがトマトの味か……」
ある意味納得だな、最近はトマトが主食みたいなものだし
「て、もうこんな時間か!!遅刻する!!!」
俺は慌てて身支度を済ませ家を飛び出してふと足を止める
「クロが笑顔で『ただいま』って言えるように俺もがんばらないとな……それじゃあ行ってきます!!」
へこんでる暇なんかないさ、なんたって俺には――大切な家族がいるんだからな!!!
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ