第四十話 戦いの前の時間
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は何だ?」
ルナ「射程に関してはどうにも出来ないけどさ。左のチップは“スピードショット”。バスターの連射性能と弾速を飛躍的に上げるチップで、右のチップは“バスタープラス”。バスターの威力を少しだけ増加することが出来るんだ。」
ゼロ「ほう」
Zバスターの性能が格段に低下したゼロからすれば喉から手が出る程に欲しいパーツだ。
ゼロ「それを買う。いくらだ?」
ルナ「どっちも2000ゼニーするから、2つ合わせて4000ゼニーだ。」
ゼロはゼニーのクレジットデータを彼女の電脳アドレスに転送した。
ルナ「ん…4000ゼニー、確かに受け取ったぜ。ありがとな!!また来てくれよ!!」
ゼロ「気が向いたらな」
踵を返しながら部屋に戻ろうとしたゼロに向けて少女が呼び止める。
ルナ「あ、待てよ!!えっと…あった!!ハンターさん、これ!!」
少女が投げて寄越したのは、強化パーツのチップとZセイバーの柄を長くしたような槍であった。
ゼロ「これは?」
ルナ「それは“ショットイレイザー”。それをセイバーとそのロッドに組み込めば、敵の弾を消滅させることが出来るんだ。造ったのはいいけど、俺じゃあ使えないからあんたにやるよ。試作品だから代金は要らないよ。後、その槍は“トリプルロッド”最大3段階まで伸ばせる槍で穂先に刃が出る。反動を利用して、飛び上がることも可能だ。柄の部分にはビームコーティングが施されてるからビームサーベルも受け止められるぜ。一気に突き出すと相手を吹き飛ばせる。」
ゼロ「そうか…、トリプルロッド。使いやすそうだ。感謝する。お前、名前は?」
ルナ「俺?俺はルナって言うんだ。よろしくねハンターさん。また買いに来てくれよ」
エックスに強化パーツを寄越した少女がウインクをしながら言う。
ゼロ「ああ、暇な時に来るとしよう」
いい買い物をしたと、ゼロはトリプルロッドを弄りながらトレーニングルームに向かう。
トリプルロッドの扱いに慣れるために。
エックスとアイリスは現在、ハンターベースの屋上にいた。
ハッキリ言ってかなり珍しい組み合わせである。
エックス「アイリス、大丈夫か?今回の戦闘で死んだレプリロイドには君の知り合いもいたはずだ。」
エックスはアイリスのことを心配して、屋上に呼んだのだ。
アイリス「…大丈夫。あなた達と一緒にいると決めた時から覚悟はしていたから…」
そう言うアイリスの表情は酷く悲しげだった。
エックス「アイリス…でもこれから俺達はカーネルと戦うことになるだろう。何とかしてやりたいけ
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