暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
乙 M
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
放たれ、それが体に入ったと分かったその瞬間に人間の限界以上に免疫能力を高め、体内に入ったそれを全て殺しつくす。
そして、それと同時進行でスレイブで斬りかかり、逆にその隙を突かれてしまう。
「ひどい言われようだな!そりゃ妖怪の血が混ざってる可能性は否定できないが、ニアリーイコール人間と言えるくらいには人間だ!」
「それでその力はあり得ないだろう!?」
そう言いながら振り上げられた棍棒を、真っ向から獅子王で迎え撃ち、拮抗しているうちにスレイブによって斬りつけられる。
ラシャプはそれを盾で防ぎ、
「あー、それ邪魔だな。ぶっ飛べ!」
次の瞬間には、一輝によって盾を破壊された。
「な・・・!?」
「盾殺し。盾を破壊する技だ!」
ラシャプはそれに茫然としてしまい、これまでにない隙を一輝につかれる形になる。
一輝は開いた胴にスレイブを突き刺し、ラシャプがそれに気を取られた瞬間に棍棒も獅子王で切り落とす。
休む間もなくスレイブを引きぬいて、体ごと回転しながら横一文字を刻み、体の向きが正面に戻った瞬間に縦一文字も刻みこむ。
その中心にはスレイブで突き刺した傷があり、一輝は再度そこにスレイブを・・・獅子王を納刀し、火を宿らせたスレイブを突き刺そうとして、
「・・・降参、かな?」
「・・・うむ、我の負けだ」
どう見ても致命傷の傷を負っているラシャプが正直に負けを認めたので、一輝は火を消してスレイブを納刀。スレイブが人型に戻ったところでラシャプに人の悪い笑顔を向けた。
「んじゃ、全部話してもらえるかな?」
そのセリフは、今回のことが全て仕組まれたことであるということを確信していることがはっきりと分かるものだった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ