暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜朱の戦士〜
第三十九話 Marine Base
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力部を破壊し、大混乱に陥れた後に海へと脱出したらしい。
ゼロはアディオンの最高加速でスティングレンを追い掛ける。






































スティングレンは都市の地下動力部を破壊し、海に脱出して部下と合流するために動いていたが、突如、凄まじいエネルギー反応を感知し、背後を見遣ると…。

スティングレン「ゼロか…」

ゼロ「スティングレン!!」

スティングレンに向けてアディオンに装備されたバスターを放つ。

スティングレン「チッ!!」

舌打ちしながらスティングレンは旋回しながらバスターを回避する。
何とかゼロを突き放そうとするが、追撃してくるアディオンの速度も尋常ではない。
元来が乗り手の事等全く考慮に入れてない規格外の怪物マシーンだ。
同型機ながら操作性を考慮してスペックダウンさせたハーネットなど比較にならない速度でみるみるうちにスティングレンとの間を詰めていく。

ゼロ「墜ちろ!!」

ウィリー状態から反重力ドライブで加速しドライブブレードを繰り出してくる。
スティングレンはそれを回避しながらエイ型のメカニロイドの放つ。

スティングレン「グランドハンター!!」

ゼロ「何!?」

アディオンに向かって来るメカニロイドに目を見開くが、直ぐに冷静さを取り戻し、バスターで迎撃する。

「スティングレン殿を援護しろ!!」

「これ以上はやらせんぞ!!」

その背後から追い縋ってきたスティングレンの部下が乗るハーネットがゼロに向けてバスターを乱射する。

ゼロ「ちっ!!」

後続の攻撃をギリギリで躱しながら靡く金髪の向こうでゼロが舌打ちしたのがスティングレンからは見えた。
ゼロはアディオンを緊急停止させる。

スティングレン「!?」

予想だにしないゼロの奇行にスティングレンは目を見開き、後続の部隊は対応出来ずにゼロを追い越す。
それをゼロがバスターを放ち、ハーネットを撃ち抜いた。
撃ち抜かれたハーネットは操縦者を巻き込んで爆散する。
彼らはそうやってデッドヒートを繰り広げつつ、遂に海上工廠へと辿り着く。
スティングレンはゼロに先んじて工廠の中へと潜り込むと、追撃してくるゼロを迎え撃つべく待ち構える。
そしてゼロが姿を現した。

ゼロ「お前がこの部隊を指揮しているジェット・スティングレンか」

アディオンから降り立ったゼロが鋭い双眸をスティングレンに向ける。

スティングレン「そうだ。よくも俺の部下をやってくれたな。部下の仇を討たせてもらうぞ」

ゼロ「スティングレン、お前は今回の戦いに何の疑念も無いのか?」

スティングレン
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