第六章 正義の在り処編
第百七十四話 『事件に対する思いと、そして想い』
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もらうとしようか。なにか発見できるかもしれへんからな」
「はい! それではフェイトさんに伝えておきますね」
まずフェイト達はもう一度殺害現場の調査という事になった。
まだ先日のことであり死体は回収されているが捜査の手がまだ入っていないのである。
普通、事件が起こればすぐに捜査現場は取り調べがされるものだが、あいにくと次元世界のとある無人世界にその研究所があった為にまだ派遣隊が編成されていないのだ。
それでまず先遣隊としてライトニング隊が当てはめられたのである。
「それで次になのはちゃん、オリヴィエさん、ヴィータ、スバル、ティアナのスターズ隊。
シホちゃんとアルトリアさん、ネロさん、ランにレンのセイバーズ隊の二隊はこちらで捕捉して保護している最高評議会のメンバーの護衛についてもらう……。
分かっているうちで狙われるとしたら彼らやからな。
それにこちらは大人数だけど敵の数は未知数……。多いに越したことはないからな」
「わかりました。シホさんとなのはさんに報告しておきます。でも、フィアットさんは妊娠しているために出撃できないのは痛いですね」
「やなー。防御と治癒ができるメンバーが一人減るのは辛いとこやけど、まぁシホちゃんがいるからまずいとはいかないけど大丈夫やろう」
「そうですね」
はやてとリインはそれで笑みを浮かべていたが、どう見てもフラグ発言にしか聞こえないのはどういう事だろうか?
もし、シホがこの場にいたら『こら、やめなさい!』とツッコミを入れていたことだろう。
◆◇―――――――――◇◆
それでフェイト達がアルトの運転するヘリで現場に向かっていったのを確認した後、シホ達も最高評議会のメンバーが保護されている施設に向かっていった。
「でも、猟奇殺人か……。誰がこんな事をしたのかしらね?」
まずシホがそう切り出す。
シホも過去に幾度か魔術協会や聖堂教会の連中に報復された経験があるだけに色々と思うところがあるのだろう。
「うーん……まずは目的を知りたいところだよね、シホちゃん。でも、大体予想できるのが管理局の業だけどね」
そう言ってなのははため息をつく。
今回殺された人物達が管理局の中の今では地にまで落ちてしまっているが、スカリエッティ事件まではトップの座に居座っていた組織である最高評議会と息のかかった関係のある人物達である。
だからおのずとこの事件を起こした人物達は最高評議会に恨みのある人物だという事に限られてくる。
それで過去にゼストやクイント、メガーヌも犠牲になったのだ。
その事も今では最高評議会の暗躍した事件の一つでしかないのは悲しいことである。
追求していけばいくほどに醜い暗躍によって不幸にあった人達が浮き彫りになってきているのが今の現状である。
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