第一章
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「最後には勝つのよ」
「勝つって。違うでしょ」
「彼氏ゲットでしょ、この場合は」
「ドラゴンボールじゃないんだから」
皆呆れてそうしたことにかけてはあまりにも有名なその漫画のことも話に出してきた。
「勝つって何に勝つのよ」
「苦難に勝つのよ」
やはり真魚は何か恋愛とは特別なものを見ていた。
「絶対にね」
「それはわかったわ」
「とりあえずね」
友人達もとりあえずその言葉は受けた。しかしそれでもだった。
「けれどよ。それでもよ」
「今日も失敗したじゃない」
「それでどうするの?」
あらためてそのことを真魚に対して話すのであった。皆で。
「今度は」
「また告白?それともメール?」
「どれで攻めるの?」
「もうね。あちらの御両親はわかってくれてるし」
普通百回も告白すれば相手の両親もそのことがわかる。従って真魚も仙一の両親によく知られているようになっているのである。そういうことだった。
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