七話 ジャパネット狂夜
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「てめぇ!!どうやって四方八方からくる柱から抜け出した!?」
ボスが俺に問う。
「え?普通に。」
「普通にできる事じゃあねぇんだよ!!しかも…柱はどうした!?」
「喰った。」
俺以外の全員が絶句した。
骸はひきつった笑みを浮かべてくるし、幾斗はなんか真剣に俺を見てるし、星花は幾斗の陰に隠れて見てるし、羽佐間…とか言う男はすげぇ顔してるし…
ボスなんかは、驚愕した表情が固定されたようになってる。
…はぁ…悪かったな…俺は雑喰なんだよ…
「なぁ狂夜。いきなりスナイパーライフルを出したのは、どうやってやったんだ?」
幾斗が俺に聞いてきた。
「…ああ…あれか…魔法を使った。」
幾斗の問いに答えると再び質問された。
「重火器を造り出す魔法か?」
「…違うな。俺が使った魔法は、『所有物収納ポケット』…俺のこの服のポケットあるだろ?それが全部それだ。」
「つまり…素敵なポケットでOKか?」
骸が聞いてきた。
「あぁ。うん。素敵なポケットだ。」
そう言ってズボンのポケットから物を出す。
…次に出したものは…
「大型スレッジハンマーとエスカリボルグだ。」
狂夜が両方のズボンのポケットから出したものは、
長い柄に、大きく平らな重い主に金属塊が取り付けられた道具と、
多くのトゲトゲがついた凶悪なフォルムのバット。
「お…おい…嘘だろ!?」
ボスが俺から距離をとった。
「ん〜♪本当だよ。安心しな…死んだらちゃんと再生してやるから。」
そう言って跳躍し、エスカリボルグを降り下ろした。
「くそッ!!」
ボスは、巨大な柱で身を守った。
しかし狂夜は、エスカリボルグを捨て、ボスの後ろに周り、大型スレッジハンマーを降り下ろした。
ガンッという鈍い音が聞こえ、ボスの額からは、血が出てきていた。
しかし、手応えが何か違う。
「…今、確かに頭が砕ける程の力でぶっ叩いた筈だが…何でそんな軽いんだ?」
ボスは、頭を抑えて答えた。
「…頭の“中”に鉄の塊を仕込んで置いた…てめぇ…真剣に殺す気か?」
ボスは、苦痛に耐えながら睨んできた。
「…真剣に決まってんだろ?」
そう言って次に出したものは、黒く大きな大剣だった
「…てめぇ…暗器使いか?」
ボスが俺に問う。
ボスは、この空間にいきなり出てきた刀を持って構えた。
「なるほど…剣術…ね…」
同様に大剣を構えた。
「この世界に銃はないからな…ところでお前…何故に銃を持っていたんだ?」
「造ったんだよ…紫さんが
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