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魔法科高校の有能な劣等生
ガンZARD
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「な、達也。
俺が出場する競技ってなんだっけ?」

俺は頭の中に有るモヤモヤを意識する事を止めた。
このままだと出場する競技に支障を来す可能性大だ。
なら頭を切り替え九校戦出場予選に集中した方が必ず勝利に繋がる。

「え、お前?
自分の出る競技を覚えていないのか?」

「え、あ、うん。
寝てたからな何も覚えてない」

この言葉を聞いた瞬間、達也の目線は痛々しい物を見る目線に変わった。
溜め息を吐かず明らかに呆れている。
自分の出る競技を覚えていない。
それは異常を超えて馬鹿を超えてアホだ。

「お前は阿呆か?
いや、阿呆は確定だ」

「確定かよ!!
責めて馬鹿にしてお願い!!」

「対して変わらん気がするが?」

いや、馬鹿と阿呆なら馬鹿の方が断然、絶対良いに決まっている。
それは俺的に馬鹿と言われるのと阿呆と言われた時の心のダメージが痛い。
なら馬鹿と罵られた方がまだ耐えられる。

「良いんだよ馬鹿で
なんかまだ良い気がする」

「ならそうさせて貰う。
馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿、馬鹿」

「それ言い過ぎ!?」

馬鹿とは言っても良いと言ったがここまで言われるとは思わなかった。
ほんとんどジョジョのオラオララッシュの馬鹿番になってるし。

「お前の出る競技はガンZARDだ」

「へ?」

「だからガンZARDだ」

率直に言われた。
ガンZARD?
なんかカタカナと英語を無理矢理、合わせた名前に聞こえてくるが?

「さっき言ってたろ新競技って
今回、新しく加わった競技ガンZARD
学校の運動場を使って行わなわれる銃撃戦のような物だ」

「サバゲーみたいなもんか?」

「そう言っても間違いでは無いが魔法を使って行われる競技だからな」

サバゲーの魔法有り番競、ガンZARD
学校側から専用のCADを支給され、それを使って選手の身体に弾丸、或いは魔法を当て時間内にどれだけヒットするかを競うゲームと言えるガンZARDは
運動場をまるまる貸し切って行われ障害物や建物の破壊も故意でなければ許される。

「お前の出る競技ガンZARDは一人一人の個人戦では無く。
大人数で同じ時間に行うバトルロイヤル方式を採用した競技だ」

「あれ?
達也、お前、ちょっと前は個人戦とか言ってなかったけ?」

「ルール変更があったと言った筈だが」


冷たい視線
巫山戯半分だろうが流石に痛い。
何故にそこまで見てくる言ってくる?

「ま、お前には有利な競技かも知れんな」

「有利って俺はサバゲーなんて一回もやった事ねぇし」

そもそもサバゲーと言ったら銃撃戦だが、俺はまず銃タイプのCADを
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