35話
[5/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
トMk−Uを援護の為に前に出ています。
サイバスターもコクチョウの援護に回っており、グルンガストとグルンガストGは水中戦をしています。
また、ヒュッケバイン009も黒いガーリオンと激しい戦闘をしており、他の地上部隊もハガネの援護に忙しくこちらに向ける余裕はないようです。
確認したところどうやらこちらの援護は期待できないようです。
「アーニャ、私達だけでヴァルシオンと戦い続けなければいけないようです!」
「うん、周りにそんな余裕はない!」
『どうした、この程度なのか。そんな事では守り続ける事など夢のまた夢だ!』
そう言って、ヴァルシオンが突撃してきます。
ヴァルシオンを横によけて躱して、スラッシュハーケンを放ちます。
スラッシュハーケンはやはり、歪曲場フィールドに防がれ、硬直した瞬間にヴァルシオンがディバイン・アームを振り下ろしてきます。
それを何とか、Z・Oソードをクロスして受け止めたのですが、じりじりと下に押されます。
「特機でその機動性は反則でしょう!」
『当然だ!このヴァルシオンに死角などない!』
急激に何か念動力による嫌な予感がしてきます。
「戒、ヴァルシオンに急激なエネルギー上昇が!」
その言葉の後に、ヴァルシオンに引き寄せられる感覚がします。
この感覚はメガ・グラビトンウェーブしか考えられません。
(早く離れないと。)
今まで出力を最大にして耐えていたのを最小にして、スラスターも止めてヴァルシオンより下に吹き飛ばされます。
そして、ヴァルシオンより背を向けたところでスラスターを全て全開にして海に逃れます。
「全フィールド全開、Z・Oオーラ全開!」
次の瞬間、激しい衝撃に襲われます。
海の中で体勢を整えることが出来ずに激しい衝撃にさらされます。
しばらくして、衝撃が収まりましたが、その衝撃の為に意識が朦朧とします。
1分ほどして私の意識がしっかりしましたが、アーニャはまだ朦朧としているようでした。
(しかし、よく私は海に叩き落されますね。)
そんな事を考えているとアーニャも意識がはっきりしたようです。
「アーニャ、機体の状態は。」
「特に問題ない。」
「そうですか。」
このまま出て行ってもウプウアウトだけでは対抗できると思えません。
せめて、ウプウアウトを昨日の状態にする必要があるでしょう。
「やるしかないようです。よくわかっていない状態のモノは使いたくなかったのですが、そんな事を言っている場合ではありませんね。アーニャ、昨日の状態にします。もしもの時はフォローをお願いします。T−LINKフルコンタクト、目覚めなさいウプウアウト。私達が生き残る為に。そして、ヤツを倒すために。」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ