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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
35話
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るのはグラビティ・レールガンか、T−LINK・Z・Oソードぐらいです。
 威力的にはZ・Oソードか、集束タイプのターミナスキャノンくらいでしょうか。
 そんな事を考えているとヴァルシオンから青と赤の螺旋状のビームが放たれます。
 そのビームを躱すとその位置を予測したヴァルシオンがディバイン・アームを構えて突撃してきます。
 私はそれに対して、ブラックホール・エンジンとT・Eエンジンの出力を最大にし、スラスターを全開にして突撃します。
 何とかヴァルシオンのディバイン・アームをZ・Oソードを交叉して受け止めます。

『フッ、エルザム。ここは任せて、お前は用事を果たすがいい。』
『わかりました、総師。生きていたらまた会おう。』

 そう言って、エルザムの乗る黒いガーリオンは離れていきますが、私には追撃する余裕はなくなります。
 鍔迫り合いをしたままどうしたものかを考えているとビアンから接触通信が繋がれます。

『平行世界から来た強欲な癒し手よ。』

 次の瞬間、心臓をわしずかみにされたような感覚を覚えます。
 いったい誰がと思った瞬間にビアンが答えてくれました。

『ガジェットを調べさせてもらうと特殊コードがあってな。君の事や色々なデータが入っていた。その様子では知らなかったようだな。』
「ジェイルは何をやっているんですか!」
『フハハハハハハハハハハハハ!なかなかの愉快犯の様だな。シラカワと一緒に楽しませて貰たぞ。特に君に関するデータなどな。』
「私はシュウ・シラカワにまで目を付けられたのですか?」
『もちろんだ。そして、私にもな。それと安心してくれていいぞ。解析できた私とシラカワ以外は知らんからな。どうだ、こちらにつかないか?』
「あなたが本当に勝つ気があったのならよかったのですが、その気はないようなのでやめておきます。それにすでに色々とこちらにつながりが出来てしまいましたから。」
『フッ、仕方がない。諦めよう。ただし、DCの遺産を受け継いでもらうとしよう。正と負両方ともな!』

 そう言うと相手が出力を上げたのか、こちらが押され始めます。
 それを何とか反らして、受け流し左手で持ったロッシュセイバーを振るいますが、歪曲場フィールドに防がれます。
 
「それはいったいなんですか。」
『今は言えん!』

 そうして、ヴァルシオンが右手を構えてクロスマッシャーを私に放ってきます。
 それを何とか回避して距離をとり、そこでにらみ合いに移行しましたが、劣勢である事には変わりありません。
 偵察を使用して周りの状況を確認しますが、ラトゥーニの乗るビルトラプターは空中戦に成れていないリュウセイの援護に回っています。
 トロイエ隊の猛攻にコクチョウはビルトラプター・アスカとユキヤの乗る量産型ゲシュペンス
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