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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
35話
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ガーリオンに突撃します。
 黒いガーリオンはライの乗るヒュッケバイン009に向かっており、他の機体が私の突撃を防ごうと立ちはだかります。
 
「アーニャ!」
「わかってる、戒!」

 アーニャは今までチャージしていたターミナスキャノンを拡散モードにして、進行上にいるリオンの部隊に放ちます。
 その一撃はリオンを1体のみ撃ち落とす事しかできませんでしたが、相手の陣形を崩すことが出来ました。
 そのまま、更にウプウアウトを加速させます。

「Z・Oソード生成!」

 そのままの速度でZ・Oソードを生成し、陣形が崩れたリオンの部隊に切り掛かります。
 偵察を使用して、進路上のリオン5体をZ・Oソードで切り裂いていき、ヴァリスを構えて黒いガーリオンを狙い直感を使い、ヴァリスを放ちます。
 直感自体を使用する事は初めてなので効力は解っていないのですが、必中の効果があるので当たるはずです。
 そう思っていたのですが、あろうことか黒いガーリオンは振り返り、ディバイン・アームで弾道を反らしてしまいました。
 昨日も感じましたが、操縦が神がかっていますね。
 
「昨日の借りは返させて貰います!」
「リベンジ!」
『君の相手をするのも良いのだが、今日は弟に用があるのだが。』
「そう言わずに付き合ってください。」
「勝ち逃げは許さない。」

 ディバイン・アームとZ・Oソードが切り結び火花が散ります。
 必中の効果が続いている為か、昨日とは違いまともに切り結べていますが、それだけに必中の効果が切れた時が心配です。

『弟と話し合いたいのだが、ただでは通してくれない様だ。』
「だから言ったでしょう。昨日の借りを返さない限り放しませんよ。」
『それは、困った。私も弟に用がある様にあの方も君に用がるのだが、お互いこのままでは用を果たせない。』
「あの方って!」
「戒、危ない!」

 誰ですかと聞こうとした瞬間、アーニャの声と共に念動力で嫌な予感を感じ、体が勝手に動いて黒いガーリオンから離れます。
 その瞬間に、赤い大きな機体が通り過ぎます。

「ヴァルシオン!いきなりですか!」
「危なかった!」
『ほう、今のを躱すか。』
 
 そんな声を聴いた瞬間、ヴァリスを構えて放ちます。
 ですが、その弾丸はヴァルシオンに当たる瞬間に目に見えない何かによって防がれます。
 
「バリア!」
「しかも、かなり強力なモノの様です。」
『戒君、あのバリアは空間そのものを歪める効果があるようなの。生半可な攻撃では拡散させられてしまうわ。』
「つまり、拡散できないほどの威力がある武器で攻撃するしかないわけですか。」
『もしくは、バリアそのものを突破する事が出来る性質のものを使用するしかないわ。』

 その性質があ
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