六話 部活(1)
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
入学して直ぐだが、そろそろ部活に入部ができるらしい。
そして、俺はここで重要なことに気が付いてしまった。
(宮本って・・・何部!?)
そう、問題はこれにつきる。
マネージャーの西脇さんを狙うために、同じ部活に所属する最も手っ取り早い方法が宮本と同じ部活に入ることなのだが。
(いや、だから何部!?)
宮本は残念ながら違うクラスだった。
ゲームなら、主人公が入った部活に自動的に宮本と西脇さんがいるようになるのだが、自分においてはそんなことになるはずがない。
しかし、西脇さんと接点を持つにはなんとかして、宮本と同じ部活に入る必要があるのだ。
(どうしようか・・・)
部活の入部は強制ではない。
既に順平と友近・・・いや、髭とモブは帰宅部にすると言っていた。
(あれほど友達の重要性ついて語ったのにな)
残念で仕方がない。
部活の友達というのは、友達グループを構成するに当たって、大体8割程度の確立で同じ部活の人間がその構成メンバーに入る。
そしてなにより、上や下との関係を持てる、という普通の生活では得られない関係を得れるのだ。
ゆえに、部活は『友達作り』には最適なのだ!
と、まぁ、それはおいて置いて、唯一の救いは途中入部が可能、ということだろう。
後から宮本を見つけその部活に入るというのが最も良い方法な気がする。
しかし、やっぱり途中入部よりも、最初から入りたいというのが俺の願望だ。
ゲームの主人公みたいに、一回一緒に帰ればランクが1上がる。
つまり10回一緒に帰るだけで親友の域まで達してしまう、なんていうチート(?)能力は俺にはない。
だから、早いうちに早いうちに宮本と関わりたいわけなのだが。
(マジでどうしよ・・・)
まだ、友達は髭とモブのみ。
友達情報ネットワークはまだ作られていない。
とにかく、方法として挙げられるのは、
⇒後から見つけて入る。
宮本と友達になって一緒に入る。
西脇さんと友達になって一緒に入る。
(ダメだ・・・どれもダメだ。辛うじてありなのは2番だな)
宮本と友達になる・・・か。
正直時間がない。
いきなり違うクラスの生徒が来て、それで友達になろうとしてきたら、ソレはかなり怪しいだろう。
となると・・・最終手段。
(当て勘で入る)
無理じゃないか?いささか無理があるんじゃないか?
原作で宮本が存在しうる部活は、水泳、剣道、陸上。
この3択だ。
3択、テストなら当たりそうな気がするがこの状況ではイマイチ分が悪い。
(はぁ・・・とりあえず見学だけでも今日中にしておくか)
ため息を付かずには居られなかっ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ