第十九話
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かいです。
「ふん。プルは子供ぽいな」
「なんなら、プルツーも撫でてあげようか?」
隣でふんと、鼻を鳴らすプルツーにも、撫でてあげようか聞いてみた。
「いや、あたしは遠慮しておくよ」
「そうか。なら、なんか飲むか?」
「じゃあ、紅茶をくれないか?」
「分かった。頼めるか、ギニアス?」
「分かりました。君、紅茶を二人分頼む」
「かしこまりました」
近くに居た秘書官に、指示を出すギニアス大佐。 俺の秘書官?まだ、休んでるよ。イルマ中尉だって、船旅で疲れてるだろうしな。
「お待たせしました。ミルクと砂糖は、お好みでお入れください」
「ああ、ありがと。いただくよ」
「わーい。ミルクティーだ!」
二人とも、仲良く紅茶を飲みはじめた。プルは、ミルクティー、プルツーは、ストレートティーに、砂糖一つだ。
「うん。甘くて美味しい」
「丁度いい、甘さだ」
やはり、まだ二人は子供だなと、思いながら俺も珈琲を飲む。なんか、俺の珈琲が甘い。甘い、ひたすらに甘い。
「なんで、珈琲が甘いんだ?」
「えへへ。悠斗の珈琲にも、砂糖いれたよ。3個ほど」
どうやらプルがミルクティーを作る際、俺の珈琲にも砂糖を入れたらしい。気がつかなかったよ。
「なんでさ」
思わず、某運命の赤い髪の毛の少年の口癖みたいなことを言ってしまった。
「まあ、不動閣下。甘いでしょうが、飲んでくださいね」
「はあ、しょうがない」
ギニアス大佐に、残さない様に言われたので、残っていた珈琲を一気に飲んだ。ただ、異常に甘い珈琲だった。
「あ、甘い。果てしなく甘い。珈琲はブラックが丁度いいな」
「ふふふ。まあ、その意見には賛成ですね」
「そうかい?あたしからしたら、なんでそんな苦いもんが、飲めるのか不思議だけどね」
まあ、プルツーももう少し、大人になれば分かると思うな。
「そう言えば、不動閣下にお聞きした事が、あったのですが」
「うん?なんだ?」
ギニアス大佐が、いきなり違う話題を振ってきた。
「基地の格納庫で、在庫の確認作業をしていた時に発見したのですが、あの大型の戦艦は、何ですか?少なくとも、ジオン系の戦艦ではありませんでした。二つのカタパルトに、真ん中についた、2連装砲2門。全長500メートルは、ありましたが」
「ああ、あれか。まだ、暫く使う事のない戦艦だ。時期が来れば教えるから、気にするな」
まあ、あの戦艦を使うのは、桜花作戦のとき位だろう。あの戦艦の艦長は、もう決めてあるからな。
「分かりました。戦艦については聞きませんが、同じ場所にあった、5体のMSはなんですか?青色をベースに、肩を赤くしたモノアイが1
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